9月21日(土)。 佐渡汽船フェリーの始発である朝6時発の船に乗る。船の名前は「おけさ丸」。今回は西からはボクと田中山のK木さん、千葉からはK野さん、N本さんの計4人が参加だ。 久し振りに船に乗ったが、とても気持ちが良かった。新潟を出て2時間半で佐渡両津港に着いた。65歳以上がドライバーだと車のフェリー料金が大幅にやすくなった(33000円→10000円)のも嬉しい。 両津港はなにかさびれた町に見えたが、佐渡では大きな町なのだった。上陸して15分も走っただろうか、そこに川があり、釣りが始まった。釣り始めて30分くらいの頃、落ち込みのきわで初めての魚が釣れ、それはイワナであり、25-6センチメートルあった。あまりに簡単に釣れて驚いたなあ。イワナはニッコウイワナで、よく見ると頭にも白点があり、ゴギにとてもよく似ていた。 その川で鉄の角材2本が掛かっている妙な橋があってね、それを渡ると簡単に帰れるんだが、渡るのがコワイ感じがあった。どうしようかと迷ったが、エエイと気合いを入れて渡ったが、途中怖かったなあ。今後はあまりやらないようにしようと思う。 その川の下流で河口から2-300メートルくらいのところにヤマメが群れていた。みんな11センチメートル程度で小さかった。これも驚いたものだ。佐渡では過去にヤマメ/イワナは放流されていないので、すべて天然ものということになるだろう。 その後、山越えをして外海府に行き、別の川に入った。佐渡の海岸には集落が点在しているが、みな規模が小さい。家屋はみな同じような作りで、壁は茶色の板壁、瓦は黒であり、独特の雰囲気があった。田んぼは至る所に作られ、海岸線ぎりぎりにまであるのにも感心した。最後の川はごく小さく、イワナが出たが、食いが浅く、バレてしまった。そこでは下流側に行ったときに滝の落ち口に出た。ボクは渓流を歩いて下って滝の落ち口に出たのは初めてであり、面白いので、カメラを突きだして写真を撮ってみた。 宿泊は民宿で、山のように魚が出た。あまりの量に驚いてばかりだった。みなよく飲んだなあ。持ち込んだ一升瓶がほとんど空になったし。 1日の中にフェリーがあり、3本の川で釣り、魚をこれでもかというほど食って、飲んだ。佐渡の川には自然が残っていて、ヤマメやイワナがたくさん居た。渓流釣り師にとってはパラダイスと言っていいだろう。台風の影響で水位が高く、その分、釣れるポイントは限られていたが、これが平水なら、どれだけ釣れる事やら・・・。驚くことばかりで、頭の整理が追いついていかない感じだった。さて、あしたはどうなることやら・・・