とても嬉しいことがあった。
順を追ってお話しよう。
1週間ほど前、H川さんという人からクリニックに電話があり、ボクはその名前に覚えはなかったが、カワノ・ブックス宛てですとのことで、電話に出た。
すると、中年の男性の方のようで、やや緊張気味のようだったが、現在「水に浮くフライとその作成法」を読んでいるが、「フライフィッシャーの昆虫学」も読みたくなり、書店を探したが見つからず、もし版元に傷物でもいいからあれば欲しいという頼みだった。とても嬉しい話なので、よく分かりました、傷物でよければあると思うので送りましょうと返事し、電話を切った。
探してみると、自分用の本が2冊あるうちの1冊を送ることにした。表紙裏に「川野用」と書いてあったが、やむを得ない。サインを入れ、一言書いて送った。
そして、2-3日後、H川さんからメールが来て、本が届き、親切な対応に感激しています。ついては、自分が気に入っているオショロコマの細密画があるのでお送りしたいが、受け取ってもらえるだろうかとのこと。もちろん、ありがたく頂き、額装して飾りますと返事した。
そして、今日のこと、絵が送られてきた。絵だけかと思ったら、綺麗な額に入っていた。作者は札幌に住む浩而魅諭(ひろじ みゆ)という女流画家だそうだ。そして、そのオショロコマの絵がとても気に入った。朱点も鮮やかでいいが、顔つきがいい。やさしい顔をしている。
手紙が同封してあり、自身がくも膜下出血で苦しんだが、リハビリをがんばって再び釣りに行けるようになったこと、このごろは3月からは養沢に行き、7月には十勝に虹鱒釣り、9月には忠類川に行っているそうだ。そして、重ねてお礼が述べてあり、いつかどこかの釣り場でご一緒出来たらいいと締めくくってあった。
嬉しいなあ。こんな嬉しいことは久し振りのような気がする。苦労して翻訳して本を出して、それが報われたと思った。
さあて、このe-じゃんをアップし終わったら、さっそくお礼のメールを出さなくっちゃあ。