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2014年09月10日(水) 

 いよいよ今月末で禁漁だ。渓流釣り師は今年の竿納めをすることになり、9月には名残りの釣りに出かけることになる。渓魚は3月からの7ヶ月で育っており、9月は大物が釣れるチャンスがある。そんなこんなで9月には渓流に入る人が急に増える。その結果、残念ながら、当然ではあるが、納竿日にはボウズをくらうことが多くなってしまう。
 で、狙い定めた10日の水曜日(ボクの定休日)、なんとか天気も持ちそうなので、日川に行くことにした。
 行ってみると、ウィークデイというのに日川本流には点々と車が駐めてあり、釣り人が入っているのは間違いなかった。そこで、前回イワナがたくさんいた沢に入ることにした。
 前回は友人を案内していたので彼に優先的に釣ってもらったので、今日こそはボク一人で、思う存分釣るゾと思っていた。ところがいいポイントにフライを流してもまったく反応がない。今度こそ、今度こそと思いながら釣っていったが、信じられないように無反応だった。チビイワナがフライをつつきにも来なかった。チビも居ないのだ!
 ボクは気分が晴れず、その流程を終わった後、2つの堰堤を越え、その上にも行ってみたが、やはり同じだった。
 川の条件として悪い要素は見当たらなかった。水量は平水で、濁りもなく、水温も申し分ない。こんな沢筋では魚はフライパターンを選ばないものだし・・・。念のためポイントからかなり離れ、ティペットを7Xに落として釣ったが、結果は同じだった。では、原因は何か?おそらく、ほぼ間違いないと思われるが、エサ釣り師に根こそぎ抜かれてしまったようだ。
 悲しいねえ。今月で終わりだから遠慮無く釣り切ったのだろうが・・・後先のことを考えず、渓魚の保全などまったく無視して、釣り切るバカ者がいるなんて!だが、これも現実である。ウワサに名高い甲州の釣り人を見たと思った。
 すずらんペンションに戻ってコーヒーを飲み、一休みして、夕方日川本流を釣り、小型ながらアマゴとイワナが釣れ、なんとかボウズをまぬがれたのだった。やれやれ。
 帰りは真っ暗な中を日川沿いの道路を走った。そこではよくシカを見るので、写真を撮りたかったので、カメラを手に持ってゆっくり走ったが、この日はシカは一匹も見なかった。ウム、残念!
 悪いことと良いことがあった1日だったが、これで今年の日川の釣りも終わりだ。
 ”山よ(渓よ)、さよなら、ご機嫌よろしゅう
 また来る時にも笑うておくれ”



閲覧数815 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2014/09/10 22:49
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2014/09/12 07:50
    さん
    お名前:藤やん

    何だか急に涼しくなってしまい山の釣りも終盤の気配ですね。お代わりの少ない小さな沢の出来事には幻滅です。来シーズンまでにお代わりの遡上がある事を祈ります。
    確か今月北海道釣行でしたよね?ゲリラ豪雨で現地が心配ですね。もう少し秋が深まりましたら一度ナイター行きましょう(笑)
    次項有
  • 2014/09/12 09:30
    鉛筆狂四郎さん
    藤やんさん

    渓流釣りにはシーズンというものがあって、9月で終わりなんですよ。渓流魚に安心して産卵してもらい、稚魚を増やすという目的なので、仕方がないのです。釣りたい君には辛い時期になりますが、そこはそれ、自然渓流を使った管理釣り場が丹沢にはいくつかあるので、そちらで遊ぶということになります。
    秋のさわやかな空気の中でのヘラブナ釣りもいいですよね。また、一緒に行きましょう。
    次項有
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