9月6日、数年ぶりに掛川に行った。この日は古い釣友のO川さんが掛川でカフェを始めるオープン日であり、いい酒を持ってかけつけたというわけだ。O川さんはプロのカメラマンなんだが、カメラで食っていくのはなかなか難しいようで、もともと料理が得意だったこともあり、今回思い切って掛川城の近くの”もと飲み屋”を借りて改装し、カフェを開いたもの。 K松さんと一緒に行ってみると、以前の飲み屋とは全然ちがっていて、内装は白を基調にしたおしゃれな店になっていた。これなら若い女性も来てくれそうだ。聞くと、長く付き合ってきたM子さんとも昨日入籍をすませたそうで、彼女もお手伝いに来ていた。 いやあ、いろいろ食べて、飲んで、おしゃべりして、楽しかったなあ。生ハムが旨かったし、モツ煮込みも良かった。スパゲッティも本格的だった。 フライフィッシング・スクールの受講生だったG藤さんも来ていて、彼は帰りがけにボクに新茶のおみやげをくれた。 O川さんは心機一転のスタートで張り切っているし、もともと人当たりがいいので、きっとはやる店になることだろう。これからはプロの料理人をめざすわけであり、研究熱心な彼の事だから、いろいろ考えて腕を上げていくことだろう。 この日は東横インというビジネスホテルに泊まり、翌日はK松さんと掛川城を見に行った。ボクは掛川には何度も行っているが、お城の中には入ったことがなかった。 急な階段を息を切らしながら登って天守閣の最上階に行くと、風が吹き抜けて気持ちが良かった。ここで、黒装束の忍者に会った。 「シノビさんですか?相模原の狂四郎です」と自己紹介すると、彼の動きが一瞬動きが止まったが、すぐに分かったようで、 「ああ、あの狂四郎さんですか!」 彼とはe-janのSNS仲間なのである。そして、彼がその後ずっと、二の丸御殿まで案内してくれた。ありがたかった。忍び装束の彼は人気者であり、途中であった外人さんにも気軽に声を掛け、写真撮影にも応じてポーズをとっていた。なかなかの国際人なのだった。 その後、K松さんとお昼ご飯を食べに浜松まで行った。弁天島にある「山本亭」では、地物の車エビ、焼きはまぐり、あさりの酒蒸し、うなぎを食べた。どれもとてもおいしかった。ことに車エビ、はまぐりは絶品で、感動ものだった。 浜松から新幹線で帰った。 K松さん、ありがとうね。ずっと車で案内してくれて。 秋になって涼しくなったら、ヘラブナ釣りに行くから、そのときまたO川さんを誘って、楽しくやりましょう!