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2015年06月07日(日) 

 6月2日(火)、晴れのち小雨。この日は齋藤さんと自然渓流に行った。四国滞在中、一日くらいは自然渓流で釣りたいので、あらかじめ齋藤さんに頼んで良さそうな川を選んでおいてもらった。そこは吉野川の最源流の白猪谷という所であり、そこまでは齋藤さんの車でくねくね道を1時間以上は走った。
 ところで齋藤さんはとてもおしゃれなルノー・4(キャトル)という車に乗っている。はじめにおかしいなと思ったのは、ワイパーブレードがフロントガラスの中央に、右45度くらいに傾いて、停止していることだった。
「ワイパーブレードの停止位置は故障しているんですかね?」
と齋藤さんに聞くと、
「いや、そういう車なんです。運転者の視野に妨げにならなければそれでいいという考えでしょうね。日本人の感覚とはかなり違いますよね」
とのこと。窓ガラスはすべて平面ガラスで、サイドの窓は引き違いだし、ドア・ノブも独特だった。そして、シフトレバーはフロアからじゃなく、ダッシュボードから手前に、ハンドルの横に飛びだしていた。調べてみると、この車はフランスで1961年から1992年まで835万台が生産され、商業的に初めて成功したハッチバック車だそうだ。齋藤さんはこの車を長く使っているそうで、小回りがきくし、荷物も積め、かなりパワフルだと思った。
 車は長沢、越裏門を過ぎて、さらに山奥にある養鱒場に向かった。そして事故が起こった。それは、ある急な曲がり角でバックしたとき、後輪が道路から脱輪してしまったのだ。自力では脱出不能だった。山奥では車はなかなか通らないようなので、二人はハタと困った。そしてボクが道路際から下を見ると、木々の間から建物の赤い屋根が見えた。そこは養鱒場のすぐ近くだったのだ。齋藤さんが助けを求めに行き、無事脱出できた。やれやれ。
 養鱒場では土本さんという方が一人でアマゴを育てていた。そこは山奥で、電気、ガス、電話もないそうだ(携帯はもちろん圏外)。一人住まいなので、来客は大歓迎らしく、我々は助けてもらったうえに、冷たいお茶をふるまわれた。
 その後、釣り姿になり、近くの橋から沢に降り、齋藤さんの奥さんが作ってくれた弁当を食べた。ボクは橋から上流に行き、釣り人が入っていたよう入ってしばらくは釣れなかったが、200メートルも行くとイワナが釣れた。その頃から小雨となり、空気もひんやりとしてきた。このあたりは標高も1000メートル近いようだった。下流に向かっていた齋藤さんが追いついてきて、自然渓流もいいですねえと言う。彼はアマゴを2匹釣ったそうだ。
 冷えてきたし、お互いにカタを見たので、早めにあがることにして、川を降りていった。そして何か飛んでいる感じがしたので空を見上げると、カゲロウのスピナーがたくさん見えた。ボクはベストのリアポケットから捕虫網を取り出してセットし、数匹を捕獲した。近くで見るとそのカゲロのウボディは濃い茶色、体長は12ミリメートルほど、テールは2本で、ヒラタカゲロウかなと思った。齋藤さんは虫をとっているボクを見て驚いたようで、写真をさかんにとっていた。
 倶楽部にもどり、酒を飲み、おしゃべりしながら、奥さんが最後の夕食に用意してくれたスペアリブを食べた。腹もへっていたし、とてもおいしかった。そして、食後は齋藤さんとベランダに出て、パイプを楽しんだ。
 これで今回の釣りも終わりだ。たった数日間の滞在だったが、いろんな事があり、齋藤さんとの話は尽きなかった。雨はかなり降っていたが、ベランダのひさしの下に椅子とテーブルが置いてあるので濡れることはない。そして、ベランダの照明と部屋の明かりに向かって虫がたくさん飛んできていた。やっぱり、〈雨の日は釣り人の日なんです〉という森村名人の口癖はまったく正しいのだった。





閲覧数528 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2015/06/07 17:54
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