ボクは楽しい音楽、美しい歌声を聞きたくてネットを彷徨うことがあるが、そのとき、よく出会うのがアンドレ・リュー楽団の演奏だ。 最初に聞いて気に入ったのはアルテ・カメラーデンAlte Kameraden(旧友)の演奏で、会場を埋めたドイツ人がいかにも楽しそうにしていたのに感動したものだった。いまでも気分がやや落ち込んだり、疲れたときにはこの曲をYou Tubeに聞きに行く。https://www.youtube.com/watch?v=gpIIqUt6L6U 最近美しい歌声で印象に残っているのはミルシアのアヴェマリアだ。https://www.youtube.com/watch?v=TkY9HtwXNU8 と、ここまででやめておいたほうがいいのかもしれない。この2曲だと時間的にも短いし、じゅうぶん楽しめると思う。 で、アンドレ・リューのブラジルでのコンサートの全録画が配信されていたので、聞いてみた。これがね、聞き出すと止まらないし、最後近くにバグパイプがアメイジンググレイスを演奏しはじめたら、不覚にも涙が止まらなくなってしまった。あの、お世辞にも美しい音とは言えない耳障りなバグパイプの音がトゲのように心に刺さり、感動を惹き起こすのだった。https://www.youtube.com/watch?v=k29G6gdNPXc これはね、全体で1時間くらいあるので、時間の余裕があるときに聞くのがお勧めだ。 彼の演奏スタイルについてとやかく言うのは差し控えたい。彼はエンターテイナーであり、民衆の喜ぶ音楽を届けているのである。