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2015年09月07日(月) 
【荒木貞夫氏(陸軍大将)】曰く、
・> 「(米軍が戦争に)勝ったと僕は言わせないです。まだやって勝つか、負けるか、分からんですよ。あの時に(米軍が日本本土に)上陸してごらんなさい…彼らは(日本上陸作戦の)計画を発表しているもんね。九州、とにかくやったならば、血は流したかもしれんけど、惨たんたる光景を、敵軍が私は受けたと思いますね。そういうことでもって、終戦になったんでしょう」

負けじ魂か。彼の洞察力か、妄想か。

・> 「だから、敗戦とは言ってないよ。終戦と言っとる。それを文士やら何やらがやせ我慢をして終戦なんと言わんで、『敗戦じゃないか』『負けたんじゃないか』と言っとる。そりゃ戦を知らない者の言ですよ。簡単な言葉で言やあ、負けたと思うときに初めて負ける。負けたと思わなけりゃ、負けるもんじゃないということを歴戦の士は教えているものね」

恣意 (私意・我がまま・身勝手) による戦いか。彼には、リーズン (理性・理由・適当) が無い。リーズナブルな結論を求めるための議論にならない。力説に意味もない。国際社会の審判員は務まらない。

・> 「(対米開戦をしなければ)ジリ貧と言った東条(英機)君の言葉も、必ずしも一人を責めることはできんじゃないかと。どうせしなびてしまうようにさせられるなら、目の黒いうちにイチかバチか(戦争を)しようというのは、普通の人の頭じゃないかと、こう、私は言いたいのです」

交渉下手か。いくさ上手か。後は野となれ山となれ。

・> 「戦争中にあったことは、いつまでもグズグズ言うのは、これは間違いだ」

日本語脳裏においては、過去の内容は疾く風化する。過去の内容に、筋道だった解析はいつまでたってもできない。’早く忘れろ’ ということか。

・> 「逆コース(1950年代前半の日本の再軍備などを指す)なら逆コースでよろしい、と。いま端的に言うなら、憲法問題。(改正反対などと)グズグズ何か言うなら(明治政府の)五箇条のご誓文でいいじゃないかと」

無哲学・能天気の国民には、’ あるべき姿’ (大同) に達することが難しい。だから、紛争の種になる小異は捨てられない。建設的なことはなにもない。’あるべき姿’ が定まらなければ、正も逆もない。民族の歴史は繰り返すか。



・> 荒木貞夫(1877~1966年) 陸軍大将。陸軍大臣、文部大臣も務める。天皇親政のもとで、国家改造を進めようとした「皇道派」の首領格。文相時代は「皇道教育」を軸に、軍国主義教育を推し進めた。



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閲覧数691 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2015/09/07 20:39
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