伊豆は田中山のK木さん宅で初めて焚き火をしたのはいつごろのことだったろうか。いろいろ考え合わせると1998年ごろらしい。で、数えると今年は18回目ということになるようだ。 この日は参加がいつもより多かった。養蜂業のM上さん夫婦、その友人夫婦、沼津のN居田さんグループ、東京のW辺さん、M石さん、K世さん、宇都宮のS崎さん、A井さん、静岡のS木さん、と多彩な人が来てくれ、総勢15名くらいになった。常連のY田さんは用事で来れないそうで、残念だった。 この日はね、雨の予想で心配していたんだが、K木さんがあらかじめ大きなブルーシートを屋根代わりに張ってくれていて、まったく濡れないですんだ。また、大きなブルーシートの下には大きなテーブルが作ってあり、これもとても便利だった。 雨は小雨であり、ときどきやみ、焚き火は赤々と燃え、風はなく、気持ちの良い焚き火会になった。ワイワイ、ガヤガヤと楽しい時間が過ぎていった。 僕は浩而魅諭さんが描いてくれた「黄金の雨鱒」の絵を皆に披露し、持っていったシュナップス(スリボビッツ)をふるまった。シュナップスグラス(ボヘミアグラス)には手描きのグレーリングの絵が彫ってあった。奄美の焼酎や高級赤ワインの差し入れもあった。その赤ワインとフランス製ブルーチーズの相性は”絶妙”だった。 夜にはビンテージ物のフィッシング・ベストの展示即売会となった。僕はペンドルトンやLLビーンやウィンストンが作ったベストを初めて見た。シャレ者のM石さんが2着買っていたなあ。 翌日はゆっくり起きて、コーヒーを飲み、朝食を食べ、これも恒例となった新しく手に入れた竿の試し振りになった。皆は三々五々に皆引き上げていった。僕とK木さんが最後に残り、ちょっと釣りをしようかという話になって二人で「裾野フィッシングパーク」に行った。そこでは驚きのエピソードが待っていた。 僕が釣っていると、釣り場のインストラクターの飯塚さんがきて、ランディングネットを見せながら「これ、川野さんのじゃありませんか、ほら、ここに名前が書いてあるし」僕は突然の話に、何が何だか分からずうろたえていたが、よく見るとそのランディング・ネットには見覚えがあった。「いやあ、確かに僕のネットですねえ。何年も前に無くしていたので、すっかりあきらめていたんだよ。出てくるとはね、驚いたなあ!」「3-4年前に釣り場で忘れ物になっていたんですよ。屋久杉が使ってあるし、内径はちょうど1尺になっていて、いいネットですね。川野さんがまたお見えになるのを待っていたんですよ」とのこと。 ほんとうに驚いたし、嬉しかった。今度行くときには飯塚さんにおみやげに旨い酒を1本持っていこうと思っている。