あるとき、うちのナース(北海道函館出身)が
「銀の匙(さじ)って漫画、知ってますか?」
と聞いた。
「いや、知らんなあ」
と答えると
「読みたいなら貸しますよ。面白いですよ」
と言ってくれ、次の日に13巻セットを貸してくれた。
で、第1巻を読んでみると、絵が良く、登場人物のキャラがよく描けていて、なかなか面白いが、高校生活の話であり、第2巻を読むのを数日ためらっていた。すると、その後あの話はどうなったのかと気になり始め、つぎつぎに読んで、ついに13巻を読み終わってしまった。ところが、お話は終わってはいない。ネットで第14巻を探したが、作者の家族の健康上の不都合で、第14巻は書けていないという。
ついでにこの漫画の売れ行きを調べてみて驚いた。各巻あわせて累計1000万部を越えて売れたそうだ!
話の舞台は帯広農業高校で、帯広畜産大学もちょこっと出てくる。話はドラマチックでもなんでもなく、ヒーローも出てこない。等身大の人物ばかり出てきて、若者の悩みが伝わり、リアリティーが高く、読ませる。八軒、御影は結局は結ばれるのかどうか、とても気になるところだ。僕の高校時代はどうだったのか、と思ったりした。
若者の紙離れが指摘されはじめて久しいが、いい本を書けば売れて読まれるということを証明した感じだ。作者は荒川弘で、名前からして男だと思っていたが、絵を見ると女っぽい。調べてみると、案の定、女性であった。”あらかわひろむ”と読むそうだ。
第13巻は2015年6月18日に発売され、第14巻の発売をとても多くの人が待ち望んでいる!
後日談:この漫画が売れ出した後、帯広畜産大学の入学希望者が増え、難易度が高くなっているそうだ。
