諏訪大社の御柱(おんばしら)祭木落しという危険なお祭りのことはテレビで見たことがあり、いつか自分の目で見てみたいと思っていた。それが4月3日、実現した。
きっかけは去年の秋、会員制の釣り場である「フライリゾート蓼科」に行ったとき、会の設立者である佐藤さんから、
「来年は7年(数えで)に1度の御柱祭がありますよ。蓼科中央も参加するので来ませんか?ハッピと帽子も余分があるので、それを着て行けば間近で見られますよ」
と誘われていた。
今回行ったのは上社の御柱祭で、茅野市役所近くからかなり歩いて丘の上に行った。たくさんの人、数千人、あるいは万の人、が集まっていた。
佐藤さんと僕はスイスイと通行止めのテープをくぐって木落し会場の真下の絶好の所に行った。待つこと1時間。前宮2番の御柱が坂の頂上に姿を現した。御柱には大きな角が前後左右に4本あり、角にはそれぞれ10人ほどの男が乗っていた。御柱の大きさは直径1メートルほど、長さは10メートルほどか。
まず木遣り歌が歌われ、次ぎに楽隊があおり、そして御柱に付けた長い縄(200メートルほど)をたくさんの人(数百人)が”オイサ、オイサ”のかけ声を掛けながら引く。観衆もかけ声を掛けながら両手を前上に上げて気を送る。多くの人たちの一体感が生まれていた。
丘の頂上に現れた御柱はじょじょに空中に突きだし、木遣りや太鼓の催し(30分くらいあった)の後、終には急坂をすべり落ちた。御柱の角には計40人ほど、御柱そのものには10-20人が乗っていたようだ。観衆は大声を上げ、マイクロフォンの司会者も叫び、すごい土煙をあげて御柱はすべり落ち、昼花火がパンパンパンと上がった。
祭りに体を張った、場合によっては命をかけた男達がいた。観衆も興奮していた。僕は圧倒され、もうもうと上がる土埃を見ているだけだった。ふと、職業意識が起こり、よく見たが、怪我人は居ないようだった。そのあと、僕と佐藤さんは御柱に近寄って、まぢかで写真を撮った。
いいものを見せてもらったと思った。
佐藤さんに感謝である。
調べてみると諏訪大社の祭神は狩猟の神様であるらしい。それなら魚釣りにもご利益が期待できるかもしれないと思った。今年は調子が悪いし、厄払いも兼ねて効いてくれたらいいな。


