4月9日(土)、田中山の春の焚き火会が行われた。焚き火は夕方からであり、今年の僕は釣れ具合がイマイチなので、思いついて昔通った川に行ってみることにした。行ってみると川は前と同じようにそこにあり、清冽な水が流れていた。遡行していくと、いくつものポイントに見覚えがあって、懐かしい思いがした。20cm、21cmの2匹の綺麗なアマゴが釣れ、嬉しかった! 夕方には大見川でイブニング待ちをしたが、カディスは飛ばず、大物のライズは起きなかった。 その後、田中山のK木さん宅に向かう。そこではすでに多くの人が来ていて盛り上がっていた。彼の家の庭からは眼下に三島・沼津がひろがり、正面には富士山が見える。焚き火の横には4mX4mほどの白木のテーブルが作られ、持ち寄られた山海の珍味と酒が出て、飲んだり、食ったり、しゃべったりする。しゃべり疲れた人は焚き火の近くに寄って黙って火を見ていればいい。この日、芝川の若者たちが来てくれ、下準備を手伝ってくれ、千葉や岐阜からも遠来の人もあり、一番多い頃には20人ほどが居たんじゃないだろうか。 庭に面した室内ではORIANSのビンテージフィッシングウェア展示即売が行われ、渡辺 隆フライタイイング教室となり、夜遅くまで盛り上がっていた。 翌日はいくつかのグループに別れて釣りをした。僕は芝川グル-プと一緒に菅引川に行き、先行者があったようだが、なんとかチビアマゴを1匹釣った。そのアマゴのパーマークは丸っこく、伊豆原産の”小紋アマゴ”だと思われた。小さいが、ネイティブ(天然)のアマゴが釣れたのだ! 人が集まり、酒と食い物があり、自然の火があれば、盛り上がるのは当たり前だろう。その場を提供し、準備してくれているのがK木さんであり、彼は人との繋がりや出会いを大事にしており、彼が居てこそ、この焚き火会が続いているのである。いい友人を得てありがたいとしか言いようがない。