5月23日(月)。この週末は釣りにも行かず、「ある毛鉤釣り師の足跡」の初の校正と改訂をした。新たにエピソードを3つ書き加え、ロッドの項にはお気に入りのロッドを10数本書き加えた。
この次は第2校になり、いよいよ本作りの最終段階に突入する。今年中には本が出せそうになってきた。赤い色の本にしようかなと思っている。
で、息抜きに、買っておいたDVDを見た。タイトルは「Broken Trail 遙かなる旅路」だ。これは1ヶ月ほど前にテレビ(BS)で、放送途中から見て気に入り、始めからちゃんと見るためにDVDを購入したもの。これはアメリカで2006年に放送されたテレビ映画で、日本では2015年10月にBSプレミアムで放送されたらしい。その再放送を僕が見たわけだ。調べてみるといくつかの賞を受けた名画だった。
話は、年老いたカウボーイが甥の独立のため、500頭の馬をオレゴンからワイミングに運ぶもの。正義感の強い主人公と一本気の甥がさまざまな試練や出来事に会い、娼婦として売られてきた5人の中国人娘を助けて旅を続け、バイオリン弾きの東部出身の男や売春宿から逃げ出した女が旅に加わる。ドンパチもあるんだが、それよりも老いたカウボーイの一世一代の旅にかける思いに共感が湧く。場面場面のリアリティーも高く、好感が持てる。主演のデュバルもいいが、助演のトーマス・ヘイデン・チャーチが好演している。
フライフィッシングがちょこっと出てくる。
大きな感動を呼ぶというわけではないが、好きな映画である。
お勧め度:★★★★(★5つが満点)