栃木県宇都宮で恒例の忘年会があり、行ってきた。車に相乗りし、渋谷に寄ったとき、デモの集団と遭遇した。ほほう、さすが東京だなと大いに感心したものだった。
忘年会の参加者は栃木県から4人、東京から2人、神奈川から2人、静岡から2人の計10人。参加者の年令は50代7人、60代3人であった。オール男性で、フライフィッシャー。残念ながら女性はゼロ。
矢板にあるログハウスを借り切っての1泊の飲み会であり、各自珍しいモノを持ち寄り、釣りの話をして、飲み、かつ食う。
今回もよくしゃべったなあ。よくもまあ話が続くと感心するほどに話の種は尽きない。持ち寄られた珍品の中にはウォーカーリールのプロトタイプ、ビル・エドワーズのクアッド(4角)のバンブーロッドが含まれていた。ボクはヘラ釣りになぜのめり込んでいるかを聞かれ、あれこれと説明をすることになってしまった。なかでも注目を集めたのが某新聞社に勤めているO木さんの体験談であった。
彼はある日、あるC&Rの川で50センチほどの大きなニジマスを狙っていたところ、小さなハヤが釣れてしまった。思いついて、彼は釣れたハヤをニジマスの鼻先に泳がしてみたところニジマスが食いついてフックに掛かった。ニジマスを取り込み、フックを外したとき、口の中に妙な黒い物が見えた。何だろうと不思議に思ってペンチで黒い物を引っ張ってみたらズルズルと出てきたのはまだ消化されていない丸のままのカワネズミであったという。そのカワネズミは尻尾の先まで入れて15センチほどはあったようだ。口の中に見えていたのはネズミの尻尾であった。
この話では盛り上がったなあ。モンゴルのタイメンのこと、カワネズミのこと、などなど。
みんな、そこそこの歳になり、いろいろ世間の荒波を抱えているんだろうが、フライフィッシングという共通の趣味でつながった仲間が集い、楽しい時間を共有したのだった。
今年も皆さんありがとう!
栃木の皆さん、準備、ありがとう。
また、来年も一緒に遊ぼうね!