18日、IFFF理事のクニ・マスダ氏と東京駅で会い、IFFFの理念、目的、事業内容についてくわしくうかがった。もちろん、現在進めているJFFA(日本フライフィッシング協会)として、大先輩であるIFFFを知るためだ。
僕は車で行って東京駅のまえの丸の内パーキングに車を入れ、待ち合わせであるステーションホテルのフロントに向かった。東京駅は長い間改装工事をしていて、最近やっと完成し、僕は新しいというか、もともとの建設当時の東京駅丸の内駅舎を見るのが楽しみだった。
まず、久し振りで来た東京の人の多さに辟易してしまった。駅に行ってみるとドームの天井は円く、内側から見ると白を基調にした美しい天井があった。漆喰なのかなと思った。 会談はクニさんとT中さんと僕で1時間くらいで終わった。クニさんが
「会の立ち上げの1~2年はスッタモンダするもんですよ」
と言ったことが心に残った。
そして駅前で、お互いまた会いましょうと言って別れた。
そのあと僕は丸善丸の内本店にクリスマスカードを買いに行った。このごろクリスマスカードを売っている所が少なく、相模原では品揃えが悪いのだ。
丸善では悩みながらやっとクリスマスカードを買い、思いついて和書売り場に行ってみた。釣り関係の売り場に行ってみると、現在発売中の「フライフィッシャーの昆虫学」が表紙が見えるようにして展示してあった。この展示のしかたはとても嬉しかった。いっぽう、本はビニールに包まれていて、中の図版が見られないようになっていた。そこで担当の方に会ってお願いすることにした。
「あのビニールはとるわけにはいきませんかね、お客さんが図を見られないし」
というと
「あの図はとても綺麗ですね。立ち読みで図が汚れては困るのでビニールがけにしてあるんです」
とのこと。
「そうですか。では、オマケに図版の別刷りが付いてますから、それを展示していただければありがたいんですが・・・」
「なるほど、スペースが限られているので可能かどうか。検討させてください」
とのことだった。そして、引き出しを開けて在庫を見てくれ、その場で追加の注文が決まってしまった。注文は「フライフィッシャーの昆虫学」を3冊、「フライに対する鱒の行動」が3冊だった。
帰り際、カフェで早矢仕ライスがショーウィンドウに出ていた。食べていこうかなと思ったが、この日は夕食は自宅で食べると言ってあったので、やめた。ハヤシライスは丸善創業者の早矢仕氏が考案したという説があるらしい。ま、この次に行ったときの楽しみにとっておこうと思った。