お名前:suzuranBJ
昨日はありがとうございました。
うちのチビスケが先生に同行してしまったようで
本当にすみませんでした。
話では聞きましたがこの足跡は直前のものですね。
こりゃだめだわ~
30~40分空けば何とかなるのですけれどね。
また、お出かけください。
週末の秩父は良き渓・良き渓魚・良き釣果でありますように!
7月6日、ひさびさに渓流に行った。山梨県の日川で、ここの釣り場は標高が1000メートル以上あるので、夏でも涼しい。途中の中央高速では気温が30℃あったのに、すずらんペンションに着いたときには気温は23℃であった!一休みしてコーヒーを飲む。1年振りであり、オヤジのF屋さんも出てきて釣りの話となった。 ボクとしては涼しい渓流で竿を振って、大きくは無くてもイワナの顔が見られればいいので、まず、日川支流に入ることにした。竿はカゲロウロッドの真竹5角の6' 6"、#3。ほんとうに久しぶりのフライフィッシングであり、不安と期待が混ざったやや複雑な気分だった。ウェットウェイディングスタイルで熊鈴をつけて歩き出す。林の中を落ち葉の道を歩くのが心地よかった。堰堤を左に見て、篠竹の生い茂った中についている、人ひとりやっと通れる道に入って沢に降りた。沢に降り立つと何か懐かしい感じがした。竿にラインを通していると真っ黒い犬がやってきた。小型の犬であり、ペンションで見た犬だった。ボクの周りを走りまわり、いずれ行ってしまうんだろうと思っていたのだが、結局この犬はボクの釣りの間中ぴったり着いてきて、帰るときも一緒だった。よほどボクに興味があったらしい。 この沢は知る人ぞ知る沢であり、訪れる釣り人は少ない。のんびりと400メートルほど遡行して3匹のイワナが釣れた。大きいのでも22センチくらいであり、ここではナイスサイズであった。気分がよく、なんども石に腰掛けて休んだ。タバコを吸いながら、ペットボトルのお茶を飲み、甘い物が欲しくなったので、ベストのポケットからアーモンドグリコを出して食べた。 この沢はやや暗いが、自然がよく残っていて心が落ち着く。とても気持ちのいい釣りだった。犬が走りまわってポイントをたくさんツブされたが、ま、可愛い同行者であり、我慢しなければいけないと思った。 お昼はペンションに戻り、焼きそばを食べた。ここの焼きそばは野菜が多くて旨い。食堂の入り口で寝そべっている黒い犬を見ながら、おかみさんが、 「この子が居ないので探していたんですよ。この子はずっと付いていったんですか?」 「うん、ずーっと一緒だったね、帰ってくる時まで」 「あらあら、釣りのお邪魔だったんじゃないですか」 「まあ、多少ね。だけど釣れたからいいですよ。この犬、甲斐犬ですか?」 「そうなんです。6ヶ月の女の子なんですよ」 「この子は誰にでも付いていくんですか?」 「いえ、そんなことはないんですよ」 「そうですか。犬好きの人はわかるんでしょうね」 とボクは答えた。 午後は日川で釣ることにして、急坂を川へ降りた。渓相もいいし、水量も水色も申し分なかった。ところが真新しい靴跡が石の上にあった。先行者であった。ありゃあと思ったが、もどるのも面倒なのでそのまま釣りをしたが、結局、1匹も釣れなかった。先行者はかなりの腕の毛鉤釣り師のようだった。日川は激戦区のようだ、涼しいし。今度入るときはよほど注意して入ったほうがいいと思った。途中、オダマキが群生していたので写真をとった。 渓流もいいもんだ。だいいちカラダにいいからな、と思った。 |