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2007年12月29日(土) 
 最近、ふと、ある映画を思いだした。それは「海の上のピアニスト」という映画だ。
 話は単純で、ちょっと変わったお話であり、僕の記憶に焼き付いてしまったようなのだ。ある男が豪華客船の中で生まれ、育ち、最後は老朽化した船の爆破で船と運命を共にする。つまり、一度も船の外に出ず、一生を船中で過ごしたわけだ。彼には特技があって、彼は天才的ピアニストであった。彼は一生に一度だけ恋をする。片思いの切ない思いで美しい曲を作り、一枚のレコードに録音する。そのレコードが廻り廻って・・・、あとは映画を見たほうがよろしい。
 調べてみると、この映画のジュゼッペ・トルナトーレというイタリアの監督は「ニューシネマパラダイス」の監督でもあったことがわかった。この映画も僕の好きな映画である。
 何だろうな、彼の映画の感覚は・・・
 人間のつながり、笑い、悲しみ、愛、といったものが”懐かしさ”という雰囲気に包まれて、美しい音楽とともに語られる、と言ったところだろうか。エンニオ・モリコーネの音楽がいい。映画にはメッセージ性、主張といった押しつけがましさはまったくない。ただ、”語る、物語る”という作風なのだが、見る者を惹きつける。この技術はただ者ではない。強いて言えば、藤沢周平に似ていると言えようか。
 このお正月、僕はコレといった予定はないので、ビデオ屋で借りて、もう一度「海の上のピアニスト」を見てみようと思っている。原作も買ってあるので読む予定だ。
 この映画は皆さんにもお勧めで、きっと何かが残ると思う。その”残ったもの”は何の役にもたたないだろうが、おそらく、見て良かったと思ってもらえるだろう。見終わった後、遠い目になって、「ああ、面白い話を聞いたな」、と。
 

閲覧数899 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2007/12/29 12:11
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2007/12/30 13:39
    マツイさん
    狂四郎さん ビンゴ!
    「海の上のピアニスト」も「ニューシネマパラダイス」も「エンニオ・モリコーネ」もボクのツボです。
    何故?と考えた事は有りませんでしたが、なるほど“懐かしさの雰囲気”ですかと感心しました。
    次項有
  • 2007/12/30 15:50
    鉛筆狂四郎さん
    マツイさん
    ホホウ、マツイさんのツボをヒットしたか!
    ロマンティストだねえ。
    さらに言えばニーノ・ロータもいいが。
    ともにイタリア人だね。
    古くて、甘い、郷愁ただよう、心に浸みるメロディ・・・
    日本で言えば小学唱歌のような。
    僕は「早春賦」が好きでね。
    こんどカラオケに行くことがあったら歌ってあげるが・・・
    次項有
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