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2009年07月13日(月) 
 掛川の「三八屋」で飲んだとき、僕はナスの料理を頼んだ。運ばれてきて、一切れを食べて、僕はがっかりした。
「やっぱりこのナスもそうか!ナスの味と風味がないんだよね、昔のナスの味が」
O川さんが、
「そうそう、僕もそう思っていたんですよ」
「おお、そうか。この5年前後前からじゃないかなあ、こんな風に味気のないナスになったのは」
するとO川さんが、
「問題は種なんですよ。品種改良されて病害虫に強く、大きなナスができる種が売られるようになっていて、栽培者は昔ながらの作り方をしても種は買ってきますからね。種がそうなっちゃったら、どうしようもないんですよ」
と言う。
「なるほどねえ、そういうことか。そう言えば、スイカも昔は実が真っ赤で甘かったんだが、このごろは赤みが少なくて、甘みもないよね。10年近く前にある人が長崎からスイカを送ってくれて、それは昔のスイカだったなあ。おいしくて涙が出そうだったよ。その種が手に入ればいいんだろうけどね」
と、僕は言った。すると、G藤さんが、
「今のキュウリはトゲもないし、トマトも昔の味とは違いますよね」
と追い打ちをかけた。
僕は
「こういうホンマモンの野菜をじっくり作っていくのもスローライフなんじゃないの。キウイの校長のH野さんあたりが率先してやってくれなきゃねえ。今度会ったらゼッタイに言ってやる。少しくらい高くてもホンモノであれば買う人はいるはずだよ」
と酔った勢いで言ってしまった。
 僕はキュウリとトマトどうでもいいが、ナスとスイカは好物なので、”昔の味”を何としてでも食べたいと思っている。
 誰か、何とかしてくれないかなあ!

閲覧数987 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2009/07/13 21:55
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2009/07/14 10:29
    めだかさん
    種が手に入らないんですよ・・・。
    昔ながらの種は、個人的に残していかないと継続的に
    作れないのです。
    買いに行っても、どのようなものか表示が判別できないし、
    F1だったりして、農家でさえもわからないのです。
    種の管理は日本は遅れていて、米国とかの先進国に先を
    とられてしまい、どうしようもないこともあるようです。

    スイカは連作障害等がでやすくて、種をまいた新芽を
    かんぴょうの原料の夕顔の苗に接ぎ木をして作ります。

    余談でした。
    次項有
  • 2009/07/14 11:17
    鉛筆狂四郎さん
    めだかさん:
    やっぱりそうかい。
    個人で残してきた種をみんなに分けて増やすという方法はとれないのかね。
    農業は自分で自分の首を絞めてきたような感じがするなあ。
    よき指導者が必要なんだろうが・・・。
    次項有
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