7月25,26日、静岡県富士宮市にある芝川で行われたトラウトフェアに参加した。このフェアの主催は芝川漁協で、日本フライフィッシング協会(JFFA)の主導者である高橋裕昌さんが中心となって行われたもの。高橋さんとはけっこう長い付き合いがあり、それもあってカワノ・ブックスとしてブースを出して、本を販売した。 フェアの行事としては放流会、釣り大会、子ども向けの鱒のつかみ取り会、川島さんという富士養鱒場に勤め、マス類のDNA研究をしてきた方の講演、ブース出店、など。参加者は子どもや親をいれると100名を越えるが、釣り関係の参加は30名前後かと思われた。どうやら、当初7月11-12日に開催を予定していたのが、台風接近で延期されたので参加者が少なくなったらしい。 会場ではテンカラ師である石垣先生(テンカラ大王)とも久し振りに会った。とてもお元気で、定年まではあと1年半はあるそうだ。 ブースではボクの右側にフライタイヤーの河合宏一さん、左側には”オリアンズOrians”ランディングネット製作の鈴木文夫さんが陣取った。 ありがたいことに、カワノ・ブックスとオリアンズのために共通の友人である田中山のK木さんが看板を作ってくれていた。 ブースを開いたもののお客さんはめったにないし、暑くてテントの下から出られず、隣同士で話すことが多くなってしまった。 その中でも嬉しいことがあった。ある釣り人が現れ、「ボクT中といい、川野さんのフェイスブックの友達なんです。今日はお目に掛かりたいのと、本を買うために兵庫県から来ました」「エエッ、兵庫県からですか、ナント!それはそれは、驚きましたが、とても嬉しいです」ということになり、本には一言書いてしっかりサインを入れ、握手となった。握手しているところを彼のカメラで撮ったりした。 また、うら若き女性から声をかけられ、「フライフィッシング用語辞典を愛読しています。すばらしい本ですね。あれを書いた川野さんにお会いできるなんて思いもしませんでした」と言われたのも嬉しかった。 あるとき、高橋さんが資料を持って現れ、まじめな顔で日本フライフィッシング協会の説明をして、ぜひ入会してほしいとのことだった。フライフィッシングの発展、入門者の教育、良い釣り場作りへの貢献という会の趣旨には大いに賛同できるし、彼の人物も分かっているので、ま、あまり硬くは考えないで入会することにした。この会は去年出来たばかりで、現在会員は70名ほどで、今年中に非営利社団法人にしたいとのことだった。高橋さんは頑張り屋さんだし、エネルギーもあるので、いい会になっていくような予感がした。 二日目にはあまりの暑さに耐えられず、お昼頃には撤収となった。昼食には富士宮のはずれにある「利庵」という蕎麦屋に行った。親爺がまじめないい仕事をしていて、今回初めて食べた蕎麦がきは口の中でトロリと溶けそうに柔らかくて旨く、蕎麦団子も絶品だった。二日間の暑さの中の苦行が報われたように感じたものだった。