小梅さん:
温泉だったら安上がりですよね。
ついでに冷たいビールなんて飲めたらサイコーですが・・・
数日前に用語辞典の本文の英訳を終わり、しばらく英語を見たくない・・・ 今日は定休日なんだが、釣りに行こうにも昨日の大雨で川は真っ茶色。しかたなく、長くやっていない銀行通帳の記帳に行き、メガネ屋に度を変えた読書鏡を取りに行った。腹がへったのでリンガーハットで皿うどんセットを食べ、クリニックに行って、書類を整理して、メールに返事をして、画像を整理していたら夕方になってしまった。 さてどうするか。 のんびり温泉に行こうと思いたった。気がつくと、すごく綺麗な夕焼けが西空に見えた。あわててカメラを持って相模川の河原に行き、丹沢と川と夕焼けを入れて数ショット。 そして、車で丹沢の北側に回り込み、青根という部落にできた「癒しの湯」に行った。 いつも観察する入り口のガラスにはカゲロウ1匹、カワゲラ3匹、トビケラ小1匹、羽アリ1匹がいた。いつもより少なかった。 入浴料600円を支払う。ウィークデイなので空いていた。露天風呂に直行する。ここの露天は岩風呂と檜風呂があって男湯と女湯が交代で使う。今日は檜風呂だった。 露天風呂の浴槽は5x10メートルくらいで、先客は2人のみ。湯は40度と僕にはちょうど良く、気温は19度と涼しい。この、首から下は風呂にあって、頭は涼しいというのが何とも快適である! 浴槽は長方形で、屋根があり、遠くに宵闇に黒ずんだ尾根が見えていた。 浴槽の一側には深さ40センチメートルくらいの所に腰掛けが付けられている。水中で足を伸ばして、腰掛けに両肘を載せるとまことに具合がいい。さらに、頭を浴槽の檜の角に載せ、身体をまっすぐに伸ばすと、踵は浴槽の床に付いているが、身体は浮いた状態となる。適度な指圧効果をボンノクボに感じながら、身を温泉にまかせ、ユラユラと揺れる!これが好きでね。具合がいい。まことに快適の極みである! 今日は急ぐ必要はまったくない。誰も待たせてはいない。ひとつひとつのことがらをのんびりとかたずけた。 風呂を出て、喫煙所に向かう。休憩所のドアの外には喫煙所が設けられている。木のベンチと灰皿が置いてあるだけだが。 このベンチに座れば、火照りが残る身体にひんやりした外気がマタまことに気持ちいい。一服つける。旨い!なんとタバコが旨いことか!ワレ、陶然タリ。 と、風がそよと吹いて、南部鉄の風鈴がチリーンと一回鳴った・・・ 一丁あがりぃ! ああ、俺は生きているんだな、と思った。 |