ウォーカー・リール?
それは僕は持っていないよ。
ひとつ、欲しいとは思っているが。
三島のカサハラで売りに出ていたが・・・
もう売れたかな?
このところ雨がよく降るが、20日の水曜には高気圧が来て、安定した晴れとなった。水生昆虫が群れ飛ぶフライフィッシングのベスト・シーズンは3-5月なので、ソレッとばかりにウラタンに行った。 水位も良く、虫がよく飛んだ。魚もとても気持ちよく釣れた。昼間には大型のカゲロウもちらほら羽化していたが、もっぱら16番、14番でよく釣れた。そして、4時半ごろから色んな虫、カゲロウ、カワゲラ、トビケラ、ユスリカ、オドリバエ、その他がウルサイほどに飛び、僕はまさに生命の汪溢、乱舞、饗宴、繁殖行為の真っ只中に居た。暗くなりだしてからモンカゲロウのスピナー・フォールがスゴかった。何千というモンカゲロウがスーイ・スーイと川面の上を上流に向かって飛んだ。僕は見惚れ、ネットを取り出して虫を獲った。 皆さん、知っているかな?虫はネットで獲ろうとすると逃げるんだよ。カゲロウも同じでね、獲るにはチト要領と素早さが要る。大の大人が虫取りを楽しんだというわけだ。 真っ暗になるまで釣り(ウラタンではイブニングは時間制限なしで釣らせてくれる)、事務所でおしゃべりして、猪の肉をおみやげにもらい、温泉「癒しの湯」に向かった。そこの入り口のガラスのドアにもたくさん虫がついていた。 露天風呂に入ると、水面にカワゲラ1匹と大きな虫が浮いていた。トンボのようだが、時期が早すぎるので、よく見るとそれはヘビトンボだった。露天風呂には誰も入っておらず、ぼく一人の貸し切り状態だった。想像するに、虫が多いから皆さん嫌がって露天風呂に入らないんじゃないか、と思った。フライフィッシャーマンは虫が好きでね、全然気にならない。むしろ、虫が浮いていると嬉しいくらいだナ。 入り口のドアに付いている虫の写真を撮っていたら、従業員が 「何の写真を撮っているんですか?」 と聞く。 「はあ、虫のネ」 と答えると、あきれたような顔をしていた。 どうも我々は一般の人からは「狂人」にみえるらしい。 |