Yeah, it is a wild Iwana!
That's why I visit the river annualy.
沼津のN井田君が大門川に連れて行ってくれと言うので、彼は休みをとり、僕は定休日なのでもともと休みである今日、二人で八ヶ岳の大門川に行った。 行きに昼飯はうまい蕎麦を食おうと「森ぴか」に行ってみたら、改装工事中で、休業中だった。仕方なく、モスバックでカレーを食べた。ここのオーナーのHさんとは長い付き合いで、清里近辺の釣り場をいろいろ教えてもらって世話になっている。その彼が、今年はまだ釣りに行っていないと言う。それは妙な話であり、体調でもわるいのか、と聞いても本人は黙して語らない。それ以上突っ込んで聞くのもはばかられたので聞かなかったが、あの釣り好きの彼が釣りにいっていないというのは余程の事情があるのだろう。 9ヶ月ぶりの大門川は新緑の谷底に同じように流れていた。水位はやや高く、ササ濁りだった。 イワナはとても活性が高く、ドライフライによく反応した。2時間ほどの釣りで、N井田君は小さいのも含めて10匹以上釣り、僕は22-23センチメートルを3匹釣った。もっと大きいのが2匹フライに出たが、いずれもバシャッと出て、ガツンと手応えがあり、そして次の瞬間にイワナはフライから外れてしまった。多少スレていて、フライのくわえ方が弱い感じがした。 ここで釣れるイワナはニッコウイワナで、黒っぽく、地付きのイワナであり、とても綺麗なのが嬉しい。雨模様なのでデジイチを持ってこなかったのが悔やまれた。 釣り終わり、川沿いの道を歩いて戻る。道には落ち葉が降り積もって柔らかく、歩くのが気持ちよかった。周りの雑木林の新緑も清々しかった。谷底から息を切らせて休み休み登り、JR小海線の線路際で休憩。その頃から雨が降り出した。まだ4時半であり、もう一釣りできる時間だったが、十分楽しんだし、雨も降り出したので、納竿することにした。釣り時間は2時間ほどの、まことに能率的な、品のいい釣りになった。 帰りの車の中で久しぶりに「川野選ちあきなおみ」を聞いた。最後の「ねえ、あんた」で、また、涙してしまった。いやあ、イカンイカン、歳をとって涙腺がゆるくなってしまったようだ。 |