西湖に行った。今年2度目である。坂下というポイントに入った。この日は朝靄が出て、風がなく、快適だった。微風で緩やかにうねる水面に浮きがよく見えていた。水の綺麗な西湖で、深場から大型のヘラブナが竿を絞りながら上がってくるのは、なんともいえず、豪快・爽快を感じるものだ。 昼食は船宿「丸美」からボートで届けてくれる。ボクは弁当は買っているのかと思っていたが、聞いてみると、奥さんの手作りだそうだ。具だくさん弁当なのである。 へら鮒釣りにはまって4年目。欲目で見て、中くらいの腕にはなってきていると思う。たとえば西湖での成績だが、ボクの成績は7-9枚どまりなのだ。盛期の西湖では、トップクラスの釣り人は30-50枚を釣るが、そのような人はわずかであって、多くの人は10-20枚のようだ。ボクは何とか二桁に乗せたいんだが、それがなかなかできないでいる。 上手な人とどこが違うんだろうか?餌か、仕掛けか、浮きか、アタリの取り方か、悩んでいる。ここらあたりからへら鮒釣りはワンランク上に上がるのが難しいようだ。 フライの場合は1匹をどうやって釣るかが問題になるが、ヘラの場合は数を増やさなければいけない。名人に教われば早いんだが、なかなか名人という方と話す機会がない。釣りは競争ではないと思ってはいるのだが、釣果を聞かれ、答えたボクの釣果の少なさに聞いた相手が”哀れ”を感じるようでは、残念であり、恥ずかしい思いもする。今度、船頭さんに頼んで名人を紹介してもらおうかな、と思っている。