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2008年06月24日(火) 
 人に接していれば、本当にいろんな事が起こるもんだと思う。
 昨日の事、ある弁護士さんが面会に来た。法テラスから派遣された弁護士さんだった。法テラスとは何かご存知だろうか?僕は知らなかったので、その弁護士さんが教えてくれた。法テラスは2006年10月にスタートした新しい国の施策で、司法改革3本柱の一つであり、弁護士を雇う資力の無い人のための法律相談の場所だそうで、全国に設置されているらしい。
 で、僕が見ている認知症のお爺ちゃんのことで、その奥さんから依頼を受けて、お爺ちゃんの認知症がいつから始まったかを聞きに見えたのだった。
 その話では、成人後見制度を利用して、養子に迎えた息子さんが、お爺ちゃんと奥さんのすべての土地・家屋・財産をすべて自分名義に変えてしまったそうで、お爺ちゃん夫婦は無一文になってしまったという。
 どこまで本当なのか悪意なのか、僕には知るよしもないが、本当であればとんでもない悲しい話である。少なくともその弁護士さんはお爺ちゃん夫婦の味方であることは明らかであり、僕は医師として患者さんの味方なので、僕の知っていることをすべて話したら、弁護士さんはとても喜んで帰って行った。

 法テラスとはなかなかいい物が出来たと思う。ただ、今回も思ったが、弁護士というのは大変な仕事で、自分には務まらんなと思った。人のドロドロした部分に正対しなければいけないのだから。僕は弁護士になりたいと高校の時に思ったことがあるが、今では、弁護士にならなくて良かったと感じている。高校の同級生で弁護士になったヤツが何人かいるので、困った時にはあいつらに相談すればいい。

閲覧数486 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2008/06/24 19:07
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