■バックナンバー
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
https://e-jan.kakegawa-net.jp/blog/blog.php?key=183647
2008年06月25日(水) 
 釣りに行けないと何となく手持ちぶさたで落ち着かない。僕は朝食後にトイレで朝刊を読む習慣があるが、ある日一面の下の方に出ていた本の宣伝でこの本のことを知り、面白そうなのでアマゾンで取り寄せて読んでみた。
 うん、面白かった。アメリカは現在最悪だし未来はない、人類は滅びる道を選んだなど、痛烈な、あるいは独断的な表現で切り捨て、読者をどっきりさせた後、種明かしをしてくれる。そのペンはまったく自由に動き、気持ちがいい。もっと言いたかったことがあるが、そこはそれ、本には書けないこともあるからね、と言っているようだった。ユーモアがあり、人間を愛する人間主義がその中軸にあることが分かる。
 彼はアメリカ人だが、ニューヨーカーでもある。ニューヨーカーはアメリカ人というより国際人の気風・気概があるように思う。そして、ヴォネガットは典型的なニューヨーカーだと思った。
 僕は彼にとても親近感を感じた。ついでながら、アメリカの近代文学の流れを知りたくなり、これまで読んでいなかった「ライ麦畑でつかまえて」と「スローターハウス5」を読もうと注文した。

 雨降りは悪いことばかりじゃないようだ。久しぶりに本を読んだというのも雨のおかげだったのだから。

閲覧数436 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2008/06/25 12:47
公開範囲外部公開
コメント(0)
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
狂四郎さん
[一言]
■この日はどんな日
ほかの[ 06月25日 ]のブログは、
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み