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久しぶりの好天で、行ったことがない丹沢の渓に行ってみようと思い立った。ある人から教わったところに川はなく、電話で確認しようとしたら圏外で、しかたなく地図でしらべて一番可能性が高いと思われる支流に向かった。谷は深く、降り口は少なかった。車を停める場所を探し、やっと見つけたら、すでに車が1台停まっていた。古い型のブルーのフォルクスワーゲンで、中を見ると釣り人風だった。間違いなく、先客がいるのだった。 よし、川を変えようと決心し、上流の本谷川に入ることにした。ここも初めてだった。水はやや多めだったが、濁りはなく、渓は美しかった。だが、フライにはまったく反応が無い。魚が居ないような感じだった。崖をよじ登って林道に出て車に戻った。 困った。このままではボウズをくらいそうだ。そこで、前に行ったM川に行ってみることにした。ここでも苦労したが、やっと1匹小さなヤマメが釣れた。ヤマメの幼魚と言ってもいいサイズだが、1匹は1匹である。 この時点で5時になっていた。まだ日も高い。もうちょっとカタのいいヤマメが釣りたかったので、イブニングだけ道志川に行ってみることにした。約1時間走って道の駅に着いた。橋の上下にいい流れがあったのだが、橋が新しく架け替えられて、その流れは無くなっていた。しかたなく別のところに入り、8時まで釣ったが、虫も飛ばず、ライズもなく、釣れなかった。 やはり自然渓流はキビしいと思いながらトボトボと車に戻る。腹が減ったので、道志村にあるHORO HOROといういきつけのレストランに行く。ここの手作りコロッケは旨い。オーナーシェフは、 「僕は川によく潜るんですが、上からみて、魚が全然見えなくても潜ってみるとたくさん居るんですよ」 と、いろいろと参考になる情報を教えてくれる。 車に戻って走り出すと、外気温表示では20℃と涼しく、空には満月がこうこうと照っていた。 僕の釣りたい君根性もなかなか衰えを見せない。困ったモンだ。 |