軽井沢のSHAKERというコーヒーショップで「フライフィッシャーの昆虫学」を販売してもらっていた。これは京都に住むKさんの紹介だった。そのSHAKERには湯川に釣りに来るフライフィッシャーマンがよく来るので売れる可能性が高いとのことだった。電話で、「フライフィッシャーの昆虫学ではお世話になっています。そろそろ1年が過ぎるので精算をお願いしたいのですが」「そうですね。了解しました」「ところで湯川は釣れてますか?」「いやあ、この時期は夕方のライズ狙いですが、可能性の高いところにご案内はできますが、釣れるかどうかは確約できません」「案内してくれればありがたいです。ではそちらにうかがいましょうかね」「来ていただければありがたいです。ま、他にも30分ほどのところにいい川がありますし」とのこと。 仕事の方では集金と売れ残った3冊の回収があった。軽井沢なら涼しいだろうし、湯川でもずいぶん釣っていないので、はるばる行くことにした。 4日土曜日、昼前に出発。高尾→鶴ヶ島→藤岡→軽井沢とたどった。途中、下仁田あたりで久しぶりに峨峨たる妙義山を見た。3時間位で着いたようだった。 軽井沢に入るとすぐのところのこぢんまりしたウッドハウスがあってそこで昼食をとった。そこはブルーベリーを自家栽培している店であり、ブルーベリーがサービスで出た。ボクはブルーベリーの酸っぱさが苦手なんだが、ここのは粒が大きく、甘かった。これはいいとお土産に買って帰ることにした。 軽井沢は豪華な避暑地という感じがした。おしゃれなレストランやホテルが多い。 SHAKERはアメリカ風の木の家で、店主の黒澤さんはSHAKER家具が好きだとのこと。彼は根っからのフライフィッシャーマンであり、ボクが持っていったバンブーロッドやグラスロッドに格別の興味を示した。夕方、湯川の秘密のポイントに案内してくれたが、虫も飛ばず、ライズもなく、釣れなかった。いい雰囲気の川でね、こんな川が近くにあったらどんなにいいだろうと思った。 お泊まりはアパホテル。アパホテルというとビジネスホテルと思っていたんだが、軽井沢のアパホテルは結構な宿泊料をとる。ハイシーズンの土曜日だしね。夜は持ち込んだ神の河という焼酎を飲みながらオリンピックを見た。 5日の日曜はゆっくり起きて佐久穂町の抜井川に向かう。上流部の教えられたポイントに行くと、先客のフライフィッシャーマンがいた!男女のペアであった。しかたなく、連中の1キロメートルほど上流に入った。すぐに1匹のイワナが釣れたが、あとが続かない。渓はだんだん険しくなり、遡行不能となり、退渓した。もう20歳若ければ行ったのに・・・ 帰りは小海、清里、中央高速経由で帰った。清里の外れには「森ぴか」という旨い蕎麦屋があり、そこに寄った。3年前に行ったときには改修中だった。今回行くと覚えていてくれ、蕎麦の味も同じだった。そこで売っていた桃を買って帰った。 中央高速は週末のラッシュが始まっていたので、一宮御坂から河口湖→山中湖→道志道で帰ることにした。忍野を抜けたあと、急に忍野桂川を見たくなったので引き返し、忍野八海の駐車場に車を止めて茂平橋に行ってみた。すると、ライズがあった!しばらく見ていたが、もはや我慢ができず、時計を見ると6時前であり、あと1時間はできるので、近くの魚屋に釣り券を買いに行き、釣り始めた。 難しいライズだったなあ。あいかわらず!20番位のイマージャーに3度出たが乗らない。あきらめかげんに岸寄りのライズを狙っていたら小さなニジマスが釣れた。はは、なんとかボウズを免れたようだった。 道志村では、これも行きつけとなった「ホロホロ」というレストランに寄った。スパゲッティとお気に入りの「手作りコロッケ」を食べた。若い奥さんが、「やはり釣りですか?どちらまで行かれたんですか?」「軽井沢に行ってきたんだよ」と言うと、「ええっ、軽井沢ですか!遠いですねえ。先生もお元気ですねえ」と言われてしまった。 帰りは元気よく、曲がりくねった道志道をタイヤを鳴らしながら走った。