今日の午後は休みであり、一段落もしたので、へら鮒釣りに相模川に行ってみた。だが、雨がけっこう降っていて、聞くと、ヘラの食いもあまり良くないとのことで、クリニックに戻り、DVDを見た。 見たのは昨年上映されたミュージカル映画「レ・ミゼラブル」のDVDだ。この話自体は子供の頃に読んだし、ブロードウェイのショーも見ている。だが、今回のDVDが一番良かったように思う。 何が良かったかと言うと、総合点が高い。衣装、セッティングがとてもリアルだし、CGも気にならないくらいにうまく使われていて、台詞もイギリス風にどぎつくて、音楽もいい。録音した歌をあとで画面に重ねたのではなく、画面上で台詞を兼ねて歌われるのも気に入った。実際のミュージカルを鑑賞している気分になる。158分の上映時間はちと長いが、映画史に残る名作だと思う。 おまけだが、1968-70年の学生運動のまっただ中に居た者として、革命をめざす若者を見て、懐かしかったナ。「Do you hear the people sing? 民衆の歌声が聞こえるか?」の歌が耳に残っている。もう皆さんはとっくにご存じかもしれないが・・・ ま、僕の時代は「インターナショナル」だったな。夜更けの静かな留置場で、いくつか先の房で、ある男が小さな声でインターを歌っていたのをよく覚えている。