7月23,24日、相模原のヘラ仲間と西湖に1泊で遠征した。参加は総勢5人。初日は朝4時15分に富士吉田のコンビニに集合した。 この日は駒形というポイントで岸から釣った。天気は晴れていたが、昼前から風が強く吹きはじめ、釣りづらくなった。この日、人生最悪と思われるような集中豪雨に遭遇した。 午後2時半ごろ、雲が多くなり、風が西風から東風に変わり、遠くで雷が鳴り始めた。見ると東の空には黒い雲がひろがっていた。ちと危ないなと思いながらも釣りを続け、5分後くらいにポツリポツリと雨が降り始めた。こりゃあ来るぞと思って釣り道具をしまいはじめたら、ザザーと降ってきた。ものすごい降り方で、雨粒は大きく、背中が痛かった。まず僕がやったのは用意していたジップロックにカメラ、財布、車のキーを入れたこと。それからヘラバッグを閉じたりしていたが、あまりの雨脚の強さに全身がずぶ濡れになり、立っていられなくなってきた。緊急事態であり、雨宿りの場所を探したがそこは砂浜であり、隠れるところはなかった。そして、道路下に作ってある高さ1.3メートルくらいの排水溝が目にとまり、そこに逃げ込んだのだった。仲間3人もそこに逃げ込んできた。排水溝の地面はまったく乾いていたんだが、すぐに泥水がドッと流れこんできた。水位は10センチメートルくらいになったが、体が濡れるよりはマシだった。 その豪雨は30分くらいでおさまってきて、雨は上がり、青空が出はじめた。晴れ→豪雨→晴れの全体の経過は1時間半くらいかな。4時ごろには晴れて、うそのように風もなく、静かな湖面に戻っていた。ただ、岸辺には真っ茶色の泥水が流れ込んでいた。釣ろうと思えば釣りが出来る状態だったが、誰もがもくもくと釣り具を片付けていた。K田さんが言っていた。「すごかったねえ、あんなのは初めてですよ。あっという間に長靴の中に水がたまってジャブジャブになっちゃいましたから」 当日は民宿に泊まったが、集中豪雨が話題になったことは言うまでもないだろう。 翌日は朝3時半起きで、ボート釣り。午前中は風もなく、気持ちの良い釣りが出来たが、昼頃には雨が降り始め、誰言うともなく、早上がりしようということになった。みな、もう雨はいやだと思っていたからネ。昨日の雨で道具はすべてびしょ濡れであり、ヘラバッグの底には5センチメートルくらい水がたまっていたし・・・。 雨にはやられたが、いい釣りができた時もあったし、民宿のオバさんは話し好きで、メシもまあまあだったし。いい遠征だったと思う。記憶に残る釣りになったことは間違いないのだから。