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先日の釣りで、森村さんがスピナーパターンの使用を勧めた理由を解説してくれたので、彼の了承を得て、メールを紹介しておきます。 -------------------**---------------- こんばんは。 昨日はお疲れ様でした。 写真ありがとうございました。 良い記念になります。 ブログも拝見させていただきました。 先生が掛けた魚のサイズは、 8寸と控えめに言ったつもりでしたが、 ライズの最中に何度か魚体が見えたのですが27、8cmはあったと思います。 また挑戦してみてください。 昨日のあのプールでのライズを見て、 アマゴの捕食対象はDD(Drowned Dun)だと直感しました。 その理由はいくつか考えられます。 まず、複数匹のアマゴの頻度の高いライズと、 水面に乗っているダンと数が合いません。 実際に水面に乗ったダンは少なくそれが食われることもほとんどありませんでした。 目の前を飛翔していくダンの姿もごく僅かでした。 また、あのプールの上流には長い瀬が続きます。 スイマーと呼ばれるコカゲロウは、そんな瀬に好んで生息しています。 昨日のあの時間帯、上流の瀬では盛んにハッチしていたと思います。 コカゲロウは生息数が多く、ハッチの際には、 島崎憲司郎さん言うところの落ちこぼれが多く発生します。 そんな落ちこぼれ(DD)が上流の瀬からあのプールに次々と流れ込んだのでしょう。 また、プールの落ち込みでダンが水流に巻き込まれたものも少なくないでしょう。 ウィングを水面に張り付かせたDDは、延々と流されていく運命にあります。 瀬からまとまった数のDDの供給があれば、 プールの流れ込みに陣取って餌を摂った方がいいと思われますが、 昨日出ていた20番サイズのコカゲロウのDDを、 波立った流れ込みで捕食するのは効率が悪いはずです。 小型メイフライのDDの流下を確実に捕食するには、 フラットな水面で待ち構えていた方が良いはずです。 ライズの際、アマゴの口がほとんど水面に出ず、 静かにスッと吸い込むライズ形態だったこともDDを予想した要因にひとつです。 ライズはわずか30分ほどでしたが、 そのライズ地点の前後の流れも含めて、 さまざまな川の状況を推測できるのはフライフィッシャーだけだと思います。 今日の雨でまた増水してしまいましたが、 水が引いたらまた面白い釣りができると思います。 この先は、エルモンヒラタ、エラブタマダラ、アカマダラ、 コウノマダラなどの他、カディスもいろいろ出てきます。 水も温んでドライフライの良い季節になりますから、 ぜひまたお出掛けください。 その際は、逆光時に使用するフライとして、 黒いウィングを使ったフライを用意しておくと重宝します。 CDCやターキーフラットを黒に染めたものをウィングにすると見やすいです。 また川でお会いできること楽しみにしています。 森村義博 ----------------**-------------------- この”数が合いません”というのがスゴイね。 森村語録のひとつとしていいんじゃなかろうか! |