以前、北海道で熊の吠え声らしきものを聞いたと書いたが、それに対して画家の浩而魅諭(ひろじみゆ)さんが、”もしアカカブトがいたら熊臭がするはずです”と書き込みをしてくれた。
このアカカブトがボクには理解出来なくてね、ネットで調べたら、1983-1987年に高橋よしひろが少年ジャンプに連載で書いた漫画「銀牙-流れ星 銀-」の中に登場する巨大な人食い熊がアカカブトという名であった。この漫画は好評で、アニメにもなり、小学館漫画賞を受賞している。
ボクは漫画が嫌いじゃなく、いくつかの漫画には思い入れもある。たとえば、手塚治虫の「火の鳥」、白土三平の「カムイ」とその続編など。また1968-9年頃には闘争仲間が「巨人の星」や「あしたのジョー」を読んでいたので、ボクもつられて読んだものだ。
で、今回、アカカブトのことを知りたくて「銀牙-流れ星 銀-」の全18巻を買って読んでみた。その印象だが、小学生が読むにはちょうどいいかなという感じで、正義感を身につけさせるのにもいいかもしれない。
魅諭さんは北海道在住であり、野生動物に興味があるので、おそらく子どもの頃にこの漫画を読んで夢中になり、アカカブトが頭の中に居着いてしまったのだろう。
魅諭さんに「阿寒湖の黄金のアメマス」を描いてもらうように頼んで1ヶ月が経った。まだ、なんにも連絡が無い。かなり手が掛かっているのだろうか?それとも苦労しているのだろうか?電話してみようかと思ったりしたが、あせらせても良くないので、もうしばらく様子を見ることにしよう。