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2015年12月22日(火) 

 インフルエンザの予防注射は、もうそろそろ時期を過ぎつつあるが、それでもポツポツと希望者がクリニックにやってくる。
 この、「注射は痛い」という先入観がいきわたっていて、怖がる人が少なくない。昔は注射針は使い回しをしていたので、新品のうちはよく切れて痛くないが、だんだん針先が丸まったり、チビてくると、刺すときにはかなり痛かったはずだ。今では針もディスポなのでいつも新品だからよく切れて痛くはない。針の太さも昔よりずっと細い。また注射薬のほうも改善されてきているので、痛みは昔よりずっと少ないはずなのだ。
 だが、怖いものは怖いらしく、おもしろいエピソードを提供してくれる。

 その1。インフルエンザの予防注射に40歳くらいの母親と10歳くらいの男の子が来た。男の子は平気で注射を受けた。つぎに母親に注射しようとすると、子どもを抱き寄せてこどもの胸に顔を埋め、目をしっかり閉じていた。母親は注射が怖くて、こどもにすがりついていたのだった。

 その2。クリニックの近くでよろず屋さんをやっている親爺がインフルエンザの予防注射を受けに来た。いろいろおしゃべりしながら注射を終わり、
「はい、終わりましたヨ」
と言うと、
「え、もう終わりましたか。先生は注射が上手なんですね」
と言い、僕が
「そう言われます」
と答えると、周りがドッと笑った。

 今年は暖冬のせいかインフルエンザの流行がまだ始まっていないので、今でも予防注射をやっておく価値があるよ。注射の効力は4ヶ月ほどなので、この冬いっぱいはもつ。


閲覧数670 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2015/12/22 18:12
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