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5月28日(日) この日、青空が出て、木々の新緑があまりに綺麗だったので、僕は北国の春を満喫しようと車で阿寒湖の周囲を見て回ることにした。阿寒湖は樹木に囲まれ、東に阿寒岳がそびえ、美しいところだった。滝口では野生のサクラソウが咲いていた。 昼食はJFFAのミーティングを兼ねていて、いくつかの報告、今後の予定などが討議された。昼食後はJFFAブースでの入会勧誘、阿寒湖畔のゴミ拾いをやり、解散となった。 2時間ほどなら釣りをすることができたので、阿寒川C&Rに行った。ここは入渓も楽だし、魚影も濃い。以前来たときには温泉前と呼ばれて、ホテル建設予定になっていたが、今回行ってみるとしゃれたホテルができていた。釣り場には一人先客が居たが、彼の下流側に僕が釣りをする余裕がじゅうぶんにあった。阿寒川のニジマスはパワーがあるので、ティペットは4Xを使うことにした。 ドライフライを流すが反応なし。しかたなく重いニンフを深さを変えて注意深く流すが、これもアタリなし。で、考えた。 〈ここはたくさんの釣り人が釣る場所だから人と同じようなフライじゃあ釣れないだろう。人が使っていないパターンというと何があるのだろうか?〉 と考え、思い当たったのがストーンフライニンフのラバーレッグ付き、#8だ。このフライに変えて2投め、鋭いアタリとともに魚が掛かった。なかなか元気のいい魚でね、何回かラインを引き出されたが、取り込んでみると46センチメートルのニジマスだった。今回の旅行ではじめての釣果である。ホッと一息、これで心の余裕が生まれる。のんびりパイプを一服といきたいところだが、薄暗くなってきていたし、雨が降り始めていた。で、フライをドライフライに変え、下流側にスイープしながらアクションを付けてみると、水しぶきが上がってフライに魚が出た。さきほどの魚よりずっと大きく、何度かジャンプを見せた。そして5メートルほどまで寄せてきたときにフックが外れ、逃げていった。 雨は本格的に降り始めていた。暗くもなってきたので、僕は引き上げることにした。振り返ると、彼はほぼ土砂降りの雨の中、釣り続けていた。 |