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10月14日に書いた記事である。試しに1箱(6個)を買ってみた。 かつて半世紀近く前、日清食品は「カップヌードル」の成功に気を良くして「カップライス」を売り出した。 しかし非常に売れ行きが悪く、「傷が大きくなる前に」と短期間で撤退した(安藤百福氏の自伝より)。 13年前に「GoFan」を売り出し、12年前「カップヌードルごはん」にリニューアル。水を入れて電子レンジ加熱するもの。 9年前、「カップカレーライス」を売り出し、まもなく、カレーライスではないというクレームが相次いで「カレーメシ」に改称した。(今は「カップヌードルライス」シリーズも「カップメシ」シリーズという呼称である) 6年前、「カレーメシ」は、電子レンジを使わずに熱湯を注ぐものにモデルチェンジされた。かつての「カップライス」と違って湯は注いだ数秒後に捨てないものである。味には何種類かのバリエーションがあるが、数年前から「欧風カレー」は入手困難のようである。 今年になって、栄養バランスに留意したという「完全メシ」シリーズが登場し、其の中に「カレーメシ」(欧風カレー 中辛)も含まれている。実売で1食370円ぐらいする(メーカ希望小売価格は429円)ため躊躇っていたが、兎に角試してみようと、1箱(一般的なカップ麺の半分の6食)を、遅れ馳せながら買ってみた。 尚、「カップヌードル」シリーズと違って「カップメシ」シリーズには、SDF仕様(自衛隊向け)や宇宙仕様(国際宇宙ステーション向け)などは無いようである。 現品に表示されてる謳い文句は、「栄養とおいしさの完全バランス!」「管理栄養士の9割が推奨!」である。広告によれば「日本人の食事摂取基準で設定された33種類の栄養素が全て摂れる!」とのこと。熱量は1食471kcalという。 安藤百福氏は、日清食品の設立の前に、戦後の栄養失調蔓延を憂いて、製塩業の傍らに廉価な「完全食品」を製造販売していた(安藤百福氏の自伝より)。「完全メシ」は、安藤百福氏の志を受け継いでいるのであろうか・・・と思いきや、現品に「栄養バランスを考えるのが、めんどくせぇヤツらに!」とあった、私の想いは台無しである。 調理方法は、熱湯を注いで5分間、「完全謎パウダー」と「仕上げオイル」を入れてカップの底からグルグルと「良く(私の試したところでは3分間弱)」掻き混ぜる、である。 食べてみると、9年前とほぼ同じ味であった。即ち、「御飯」と「カレー」が混ざり切っており、安っぽいながらも「欧風カレー」の風味がある。広告と違い、具(「謎肉」など)は少なく、「たまねぎの旨味と甘みドドドーン!」ではないと、感じた。 此れらを承知の上で食べれば、不味くはない。 アルファ化米の不味さがカレーに隠されて殆ど分からなくなっており、非常食に好適と思えるが、賞味期限は購入の約3か月後であった(SDF仕様の市販に期待)。軽量なので手軽キャンプや登山などにも向くが、嵩張るので、オートバイでのキャンプには不向きである。 |