書き込み数は10件です。 | ◀▶ |
博多での二日目の朝。朝食券を持って和食堂へ行く。 まあ、お定まりの和会席みたいな朝食で、お粥にした。当然出ると思っていた一品がないので給仕係を呼んだ。 「”おきゅうと”は出ないの。もしあるなら出してほしいな、別料金でもいいから」 「そうですか、板場に聞いてまいります」 と言う。 ”おきゅうと”とはエゴノリという海草から作ったもので、博多では朝食には毎日食べたものだ。おろしショウガと醤油をかけて食べる。 しばらくしておきゅうとが運ばれてきた。ところがゴマだれがかかっていてゴマの味ばかりしておきゅうとの味がわからない。板場はわかっと … [続きを読む] |
この週末、博多に帰ってきた。土曜の朝には車で羽田に向かい、駐車場に車を置いてチェックインしようと思ったらJALのカウンターが見つからない。で、聞くと、別のターミナルにあるという。時間もなく、あわてて500メートルほど離れたビルに移動したものだ。 いやいや田舎者だなあと思いながら掃除のおじさんに聞くと2年前からそういうことになったらしい。 博多での葬儀は無事に済んだ。菩提寺は近代的なビルに建て変わっていた。十数年ぶりに叔母さん方とお会いしたが、みんなすでに叔父さんを病気で失っておられる。女ばかりが生き残ったというわけだ。 葬儀の … [続きを読む] |
何となく一息の雰囲気だ。 釣りのほうもアマゴが釣れたし、 用語辞典のほうも進んでいるし、 本職の診療のほうは不思議なことに患者さんが増えているような雰囲気だし、ちょっとトラブルになりかかったがうまく回避できたし、 研究のほうはそろそろ身を引こうと思っていたら、また雑誌社から査読の依頼がきてしまった。「余人に代え難し・・・」とかなんとか、編集長はおだてるのがうまくないと務まらないが・・・。まあ、急がないでいいと言われているし、 磯部地区では5月の連休にやる大凧揚げに忙しそうだし、 八重桜も終わり始め、桜の絨毯ができはじめてい … [続きを読む] |
近くのガソリンスタンドで給油していると店員のおじさんが面白いことを言う。 「木の芽どきというのは植物だけのことではなくて、人にも何か起こっているんですかねえ。木の芽どきになると妙な事件が起きますよねえ」 僕はちょっと考えて 「人間も動物だからねえ。春になると動物もホルモンがたくさん出て繁殖行動が盛んになるしね。メスの獲得競争も増えるんだろうな」 と答えた。枕絵のことを春画というな、春情なんてことばもあるし、と思ったが口には出さなかった。 そういえば、つい数日前には木の芽時まっただ中の渓流に行ったばかりだ。川の両脇にはずみずみずしい … [続きを読む] |
何か、久しぶりでブログに書くような気がする。それほど、この週末は綺麗なアマゴの写真を撮るために気合いが入っていた。 その理由はトム・モーガンから買ったラス・ピークの竿に釣らせる最初の魚は綺麗な、できればネイティブの鱒であってほしかったからだ。ほかにもあった。それはほれぼれするように綺麗なアマゴの写真を撮りたかったのである。運良く手に入れば今度出るフライフィッシング用語辞典の写真に使いたいからだ。初版で使った写真はイマイチだからである。 今回も例によって掛川のS藤君、袋井のK松君のお世話でとっておきの川に案内してもらった。 19 … [続きを読む] |
診察が一段落して診察室を出ようとしたら、突然薬剤室から 「キャー」 と黄色い悲鳴があがった。 一番若いナースがへっぴり腰で、ティッシュで何かを押さえている。 「どうした?」 「クモです!」 「なんだ、そんなことか。悲鳴なんか出したら患者さんがびっくりするじゃないか」 と言いながらティッシュの固まりを僕が引き取った。 このナース、日頃は落ち着いているのにクモを見ると途端にカワイくなる。 つくづく女というのは面白いイキモノだ、と思う。 |
日記の続きのようなものだが、写真を整理していて1989年に撮影した芦ノ湖でのユスリカの写真があったのでお見せしよう。確か、撮影した場所は箱根湾だったように思う。また、改めて写真の撮影日付を見て驚いた。9月29日に撮影したものだった。 昔はね、こんなにユスリカが居たんだよ。 |
このところ、いろんな事があってここに書ききれない。終末には芦ノ湖のロッジに泊まって宴会と釣りをやる予定だったが、一度僕はキャンセルし、次に日帰りのつもりで参加することになり、ついには泊まって初めの予定通りという事になってしまった。 僕の身内が病気になって一時状態が悪かったのだが、その後持ち直した、というのがめまぐるしい変化の理由だった。 久しぶりの芦ノ湖は釣れなかった、釣れる感じが全然しなかった。虫のハッチはないし、ワカサギは岸に寄っていないし、おざなりのライズが遙か沖合で起こるのみだった。 ある人がユスリカのハッチは朝の … [続きを読む] |
先週末、天竜川支流の気田川水系に釣りに行った。天気は良く、風もなく、いたるところ桜が満開で、気温も最適な、言うことなしのうららかな鱒釣り日よりだった。 土曜日。デイビッドと二人で川に入ったが、魚は何回かフライに出たがフッキングせず。ある絶好のポイントでは大きなアマゴが出たんだが、ハリに掛からなかった。約束の時間もあったので後ろ髪を引かれながらも途中できりあげた。 夜はオガ爺が借りた古民家で宴会と宿泊。よく飲んだなあ。別動隊が取ってきたハタミ貝もおいしかったし、山菜もよかった。 翌日曜日。同じ川に今度はS君、デイビッド、僕の … [続きを読む] |
僕が相模原市の端の相模川沿いの磯部というところに医院を開業して8年になる。磯部は江戸時代からある古い部落で、その隣には新戸という部落があって、この二つの部落は一緒にして新磯地区と呼ばれ、お祭りなどを一緒にやることも多い。ともに丹沢の大山詣りの道筋である大山道ぞいの集落である。古い習慣が残っていて、時代の流れに取り残されたような所だ。 この3月29日にはさくら祭りがあって、寄付がてら写真を撮りに行った。すると、知り合い(ほとんどが患者さん)にたくさん会い、ついには大会本部のテントに連れて行かれ、新磯観光協会の会長さんにも紹介さ … [続きを読む] |
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