実は、あるプロジェクトを思いついて、密かに実行しようと思っている。それは、ある場所に彼岸花を植えようというもの。
きっかけはテレビで、茨城の人だったと思うが、ある川の土手に彼岸花を毎年植え続けて、秋にはきれいなお花畑になり、地元でも手伝う人もでてきて、いつか有名になり、人が見に行くようになり、ついにテレビで紹介されたもの。その土手は赤い絨毯のように彼岸花がたくさん咲いていた。
ボクのクリニックがある磯部は相模川のすぐそばにある集落で、川沿いの土手には気持ちのいい並木の遊歩道があり、散歩したり、ジョギングしている人もいる。そこの遊歩道沿いに彼岸花を植えようと思っている。
これまで、そのあたりは”レンゲの里”、“芝桜公園”と名付けて管理が行われてきたが、手入れが大変なこともあり、失敗に終わっている。彼岸花なら丈夫だし、手入れは不要だし、ほっといてもどんどん増える。
自治会や市関係者に話を通したほうがいいのだろうが、めんどうなことになってもイヤだし、場合によったらやめてくれと言われかねない。秋のお彼岸の時にだけ咲くし、花の後には緑も出るし、周りの並木や歩行者に迷惑になることはないだろう。
おおっぴらにやると面倒になるかもしれないので、暗くなってから、毎日10~20個を植えていこうと思っている。女房が手伝ってくれれば作業は楽だが、ボク一人でもやるつもりだ。そのための球根も手配済みだし、移植ごて、木槌、片手鍬なども買いそろえた。
何年かたって、土手に真っ赤な彼岸花のベルトが続く美しい光景を夢見ている。
”あれはクリニックのxx先生が植えたんだよ”と人々が言ってくれると、嬉しいな。
以前撮影した彼岸花