今回の遠征本当にお疲れ様でした。m(__)m
今回はデイビットに花を持たせていただいた
ようでありがとうございました。
またこちらにお越しの際は
他のマル秘ポイントに内緒でご案内しますので
鰭ピンアマゴを釣って下さいね。!
先週末、天竜川支流の気田川水系に釣りに行った。天気は良く、風もなく、いたるところ桜が満開で、気温も最適な、言うことなしのうららかな鱒釣り日よりだった。 土曜日。デイビッドと二人で川に入ったが、魚は何回かフライに出たがフッキングせず。ある絶好のポイントでは大きなアマゴが出たんだが、ハリに掛からなかった。約束の時間もあったので後ろ髪を引かれながらも途中できりあげた。 夜はオガ爺が借りた古民家で宴会と宿泊。よく飲んだなあ。別動隊が取ってきたハタミ貝もおいしかったし、山菜もよかった。 翌日曜日。同じ川に今度はS君、デイビッド、僕の3人で入った。最初にS君に18センチくらいの綺麗なアマゴが釣れた。そして、例の絶好のポイントに着いた。僕が最初にキャストしたが、ヒットなし。次にデイビッドがやったが、だめ。S君が言う。 「ここは絶対居ますよね。ポイントを休ませましょう」と。 で昼食を取ることにした。食べ始めてしばらくして、 「ライズだ!」 とS君がつぶやいた。ヘッド・アンド・テールだったらしい。僕もみていると今度は流心でバシッとライズがあり、そのあと水面がややフラットなところで頭が突き出るのが見えた。 「アイツだよ。昨日出たの。25センチ以上はあるね」 「Did you see the rise, David?」 「No, I didn't」 彼は一生懸命おにぎりをパクついていたのだった。いま、ヤツは安心して水面の虫を食っていた。誰がやっても釣れる確率は高い。誰が釣るかという事がモンダイだった。 S君が 「あれは先生が昨日から狙っているアマゴだから先生が釣る権利がありますよ」 と言う。そりゃあ、釣りたいのはヤマヤマだった。この所、僕は釣れない日が続いていたのだから。だが、S君がデイビッドに大きなアマゴを釣らせたいのを知っていた。また、デイビッドは5月1日には日本を引き揚げてアメリカに戻ってしまう。いいカタのアマゴを釣るのは今回が最後のチャンスかもしれない。で、僕は言った。 「David, you go and get him. This may be your last chance to catch a good-sized amago in Japan」 そして、ライズがあった場所を小石と枝を使って教えてあげた。 そして、彼はアマゴを釣った。掛かったときは大声を上げたものだ。サイズは25.5センチメートル。立派なアマゴだった。握手+握手。たくさん写真を撮った。左手にアマゴを縦に持って水面のすぐ上に持ち上げてもらい、写真を撮った。こうするととても綺麗に魚が撮れるものだ。見ると、デイビッドの手が小刻みに震えていた。震えるほど喜び、興奮していたのだった。 僕はデイビッドに譲って良かったなあ、と思った。僕が釣ってもあれほどは興奮しないだろう。 今回の釣りで撮った写真をお見せしよう。はじめのアマゴはS君が釣ったもの、後のはデイビッドが釣ったもの。僕はボウズ連続4日目を記録したので見せる写真はない。 |