毎年、4月中旬には芦ノ湖に釣りに行く。その時期にはユスリカがで始め、カゲロウが羽化することもある。年に一度だけ、芦ノ湖でドライフライ・フィッシングが出来る時期でもある。土曜の朝からボートで釣り、その日の晩は湖尻にあるバンガローに皆で泊まり、宴会をやるというもの。これは三島のN居田君やT橋さんが企画しているもので、翌日の日曜は自由開散であり、芦ノ湖で釣っても良いし、川に行ってもいい。
ボクは去年から大井松田でストリームサイドというフライショップをやっている勝俣さんの勧めもあってストリーマー・フィッシングをやめてインジケーター・フィッシングをやり、そこそこの釣果があった。フライはユスリカのピューパである。芦ノ湖にはかなりのユスリカが居て、鱒の常食になっているらしい。この釣り方は浮き釣りなんだが、ストリーマー・フィッシングよりも効率よく釣れるようだ。去年、勝俣さんと湖上で会い、彼からユスリカのピューパ・パターンをもらっていたので、今回、それを参考にしながら、ボクなりの工夫を加えて作ってみた。
左の写真は島崎憲司郎が撮影した有名な写真であり、多くのフライフィッシャーマンがこの写真に啓発されてフライを作っただろう。右の写真は今回ボクが巻いたものだ。イマージングガスのイミテーションとして透明なビーズヘッドを使ったのは勝俣さんのオリジナル(?)であり、ボクはさらに銀色の輝きをだすためにシルバーワイヤーを多用してみた。
さてさて、これでどのくらい釣れるのか、期待もふくらむし、やや不安でもある。がんばってたくさん巻いたから、釣れてくれなくちゃあ困るなあ。