今週の月曜から通常勤務をしている。初め頃は尻が痛く、体も疲れやすかったが、だんだん痛みも少なくなり、元気になってきた。排便も回数が減り、朝食後1回になってきた。休みの間にたまっていた郵便物も整理がすみ、本を読もうという気にもなってきた。 読んだ本は瀬畑雄三著「渓(たに)のおきな一代記」(2010,みすず書房)だ。瀬畑さんの名前はボクも聞いていたが、ちゃんと本を読むのは初めてである。ハードカバーの立派な本で、定価2800円(本体)。簡単に言えば、茨城生まれで、渓流釣り、それも源流のイワナ釣りに魅せられて数々の沢に入った人で、釣り方はテンカラ。山菜・キノコにも詳しく、マタギの友人も多い。1990年代にはモンタナに行ってテンカラで鱒を釣っている。今は東京駒込で居酒屋「むかご」をやっている。現在70歳で、まだ源流に行っている驚くべき体力の持ち主だ。この本には瀬畑さんの釣りの歴史がぎっしりと詰まっている。源流釣り師には必読の書である。 ボクより3つも上だが、その元気さには恐れ入るしかない。老いてますます釣欲旺盛であり、これぞ本物の釣りバカと言っていいだろう。今度東京で泊まることがあれば、「むかご」に行ってみようかな。 |