横綱白鵬が24日、福岡市内のホテルで会見した。
一問一答
―今場所は心と体を使い切った。
使い切った、本当に。
―大記録を意識してか。
緊張感が出た。マスコミの皆さんが悪いかも。(優勝について)よく聞かれたので。
―6日目の高安戦ではたき込みで敗れた。前半戦で黒星は昨年初場所以来。
今場所は(土俵が)よく滑った。全力士が口をそろえている。まあ、滑ったのは自分が悪いからだが。
―体重62キロで来日した少年が大横綱になった。
運だ。努力した人間にしか運はこない。ひとつの努力では駄目。ある程度まではいけるが。たくさん努力すれば頂点にいける。
―他の力士に言いたいことは。
師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)も「白鵬は誰よりも基礎をやる。だから、けがをせずに結果につながった」と。土俵の外の稽古も大事だ。
―人の話をよく聞く。
もっと強くなりたいし、まだ心の隙もある。いろいろ学びたい。その気持ちは誰より強いかもしれない。
―63連勝したときの白鵬と今の白鵬が対決したら。
勝負がつかないかも。あのときの勢いと今の心構えがぶつかるわけだから。引き分けです。
―横綱白鵬に迫る若手は誰か。
一番のライバルは自分自身。大鵬さんの孫3人が相撲をやっている。角界に入って結びで相撲を取ることがあるなら、早ければ4,5年後でしょう。私は19歳で朝青龍関から始めて金星を挙げた。そういうドラマがあれば、悔いが残らないかもしれない。
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新聞写しました誤字脱字写し間違いあります。