今朝の中日新聞のコラム「中日春秋」に男性の6割が自宅では座って用を足すとあった。
へ~そんな時代かと思ったので写してみた。
<小便の穴だらけ也残り雪>-。ちょっと笑ってしまう句は小林一茶である
▼月曜の朝にふさわしくない話題で恐縮だが、一茶には「小用」に関する句がかなりあって一説では25句ほど。その題材でユーモアと痛快さを狙ったのかもしれない。有名なのは<小便の滝を見せうぞ鳴蛙>。カエルはさぞ迷惑だっただろう
▼「滝」というのだから一茶は立った姿勢で用を足したはずだ。この話を一茶が聞いたら、どんな顔をするだろう。日本排尿機能学会の調査によると男性の約6割が自宅では座って用を足すそうだ。以前から座る人が増えていたが、ついに多数派となる時代となった
▼若い世代ほど座る割合が高い。20、30代の既婚者に限れば75%が座って用を足すというから、同居する家族に気を使ってトイレを汚さぬよう心がける優しい男性像が浮かぶ
▼夫婦で家事を分担するのがあたりまえの時代であり、「失敗」すれば、自分で掃除しなければならない事情もあるだろう。コロナ禍を経て、衛生意識が向上したことも背景か
▼世界的にも座る男性は増えていると聞く。欧州でのある調査によると、ドイツ60%、スウェーデンは50%、デンマーク44%。英国はどういうわけか低くて25%。自宅に限った調査ではないので単純に比較はできないが、日本の6割は高い数字かもしれない。家族と衛生のためと聞けば、一茶も納得するか。