HANAさん
それはそれは。
驚くべき成長ですよ。
よかったね。
僕の方もちょっと体長をくずしましたが、現在回復中です。石垣島の手作り黒糖のおかげで体力を保っています。これには濃密にいろんな栄養が詰まっているような感じです。
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今日は大いに驚いたことがあった。 お昼前にインフルエンザの予防注射に中学生の男子生徒が来た。15歳だが、体格は良く、1メートル80センチメートルはあり、体重は80キロ近いだろう。母親が付き添いで来ていた。 で、手続きも終わり、注射をしようとすると、その子はとたんにおびえだした。身体を捻って注射をさせない。大男が注射をいやがるから始末が悪い。 チョットの辛抱だよなどとなだめたが、立ち上がって診察室の隅に行こうとする。看護師と母親が連れ戻して、椅子に座らせる。 注射をしようとするとその子の目は注射器に注がれ、恐怖におびえ、身体が逃げる。また、言い含め、注射を使用とすると逃げる。 ついに母親が 「いいかげんにしなさい、来年受験でしょ。インフルエンザにかかったら受験に失敗するよ」 やっと納得したようにおとなしくなったが、実はそうじゃなかった。注射をしようとすると身体を捻って注射をさせない。注射を受けなきゃいけないことは分かっているんだが、注射の恐怖に負けてしまうようだ。 「おーい、看護婦さん、ちょっと抑えて」 とナースを二人呼んだがその子は大きくて抑えられるものではなかった。 このあたりで既に5分はたっていたと思う。 「ウーム、僕はどっちでもいいんだよ。やってもやらなくても。どうする?止める?」 と僕は言って母親をチラリと見た。母親はいい加減うんざりしていた。 「もう、この子は、信じられない!ちゃんとしなさい」 シーンと、診察室に妙な静けさが訪れた。 そして、やるんだね、と僕が言うとその子は首を縦に振った。しかし、もう一回暴れたのだった。 で、母親の一喝が下った。 「いい加減にしなさい!!!」 ついに注射をする体勢になった。 おびえきった目が針を見ていたが、僕は構わず注射針を刺した。その瞬間、その子の身体が動いて針が抜けた。針穴からは血がしたたり落ちていた。 ナース、僕の声、母親の声が混ざって響き渡った。待合室まで聞こえただろう。その後、ふたたび静寂となり、異様な雰囲気がただよった。 ふたたび母親の声。 「ほら、他の患者さんも待っているのよ。信じられないよ、もう」 で、何とか注射を終えることができたのだった。全体で10分以上はたっていたように思う。 これだけ注射をいやがった子は見たことがない。15歳というともうけっこう大人の仲間入りの歳だろう。それが、3-4歳のこどもと同じような反応をするのだから。 しかし、あきれたね、ホント。 |