娑婆ですよ、シャバシャバ。
囚人服(パジャマ)を脱いで、普通の姿になって、タクシーに乗ると、窓から見える木々が芽吹いてきているのが見えたナア。暖かく、春がすぐそこまで来ているのが分かった。たった1週間の別世界だったが、それなりに面白かったナ。
4月1日 術後7日目、退院前日 やっとアップデートの日付が文中の日付に追いついた! 今日は退院前日だ。午後からは退院後の説明があったり、請求書が届けられたりした。請求書の金額が予想よりかなり安かったのでのでホッとした。同業者なのでマケてくれたのかもしれない。手術後3週間はやはりおとなしくして、繊維の多い食事をとり、水を1リットル以上飲み、軟便剤を飲むことになった。車の運転はできれば10分以内にと言われたが、これは守れそうもない。 夕方、院長さんが病室に現れた。ちょうどいいタイミングであり、いろいろお世話になったお礼を言って、用語辞典をプレゼントした。彼は本を見てとても感心してくれ、喜んでくれた。 「私も大自然の中に立ち入ってみたいし、釣りもやってみたいとは思っているんです。ただそのチャンスがなかなかなくて。以前この病院に勤めていたI医師はプロカメラマンでもあり、アフリカによく行って動物の写真を撮っていましてね。彼もアフリカの自然に取り憑かれてしまっているようで、一緒に行かないかと誘われているんですよ。それにしてもこの本はスゴイですねえ。書くのに何年もかかったんでしょう?」 「ウン、まあ、原書を取り寄せたり、見出し語がだんだん増えたりして、結局15年ほどかかったなあ」 「なんと、15年ですか!」 しきりにほめてくれ、家宝にしますと言ってくれた。帰り際に、 「もし、フライフィッシングをやってみようかななんて思ったら、言ってくれれば、手ほどきくらいはやりますよ」 とお愛想を言ってしまった。 夕食はやや特別の献立で、”退院おめでとうございます”と書かれた紙が乗っていて、赤飯その他が出た。このへんが公立病院とは違う心遣いであり、患者としては嬉しいものだ。 ヤッタア、明日は退院だ!別荘から娑婆に戻る。 松島病院の皆さん、お世話になりました。 さすが日本一の肛門専門の病院であり、ボクも多くを学んだし、術後のつらさも皆さんのおかげで乗り切れました。どうもありがとうネ。 このブログのアップもだいぶがんばったので、チョトお休みをもらおう。 |