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2015年10月22日(木) 
きのう、10月21日の中日新聞の全面広告のP22にこんな書き出しのコラムが載っていた。そこから思った私の戯言を書いてみます。

 先日、不可能と言われた、「無農薬リンゴの栽培」に成功したという、農家の本を読んだ。その不可能を可能にしたキッカケが興味深いものだった。
 その方が山に入った時、虫に喰われずに立派に育つ、クルミの木を発見したという。人の手が加わっていないのに、凄い!!そう思い調べていくと、答えは「土」であった。山の土は、とてもやわらかく、肥料がいらない程、栄養が含まれた状態だった。いわゆる、強い土。山の動植物たちにより、自然にバランスが保たれ、甘やかされていない、強い土になっていたのだ。この天然の環境を、「リンゴの木にも応用できるのでは!」と長年、無農薬に取り組み、成功させたのだと。(まだまだ続くがここまで引用)

無農薬栽培に成功したのは、あたりまえだが「土」だったという。ノーベル医学生理学賞につながった「土」はゴルフ場の土だった、そこに棲んでいた微生物が作り出した化合物を見つけ、感染症の特効薬の開発につなげた。

私は農家で土に興味を持ってお茶を作っていました。厳しい農薬規制の中で最低限の濃度や使用回数で、どう害虫の被害を少なくするかに気を遣ったものでした。
そんな時、聞いたのがゴルフ場での農薬の使用量の話でした。ゴルフ場を歩いたことのない私ですがそうだろうなと思いました。
想像するにゴルフ場の芝や周りの樹木にはすごい数の虫たちが棲んでいるはずです、その中には、蜂やカやダニといった人間には好ましくない虫もいます。プレーヤーや見物人に寄って来れば不快に感じるでしょうね、そこでゴルフ場では昆虫類の掃討作戦を行います。
農作物や農地と違って農薬規制は当時は野放し状態だったと私は思います、大量の農薬や農地では使えないような強い薬剤も使われていたと思います。

散布された薬剤は芝や樹木だけでなく土中にも浸み込みます。当然土中の微生物にも影響しますね、お利口な微生物は自分を守るために薬剤に適応するでしょうね、そんな微生物が作り出した化合物が、何とかメクチンだったのかも知れないと思うと怖いやら面白いです。
ゴルフ場ばかりでなく人が集まるところでは害虫から守るために多かれ少なかれ使われているでしょうね。

放射能で汚染された土壌では放射能を無害化する化合物を微生物たちはもう作り出しているかも知れませんね。

閲覧数1,223 カテゴリ日記 コメント6 投稿日時2015/10/22 14:47
公開範囲外部公開
コメント(6)
時系列表示返信表示日付順
  • 2015/10/24 10:38
    隣のとろろ園さん
      ありがとうございます。
    「奇跡のリンゴ」で検索したら映画のあらすじ他いろいろ出て来ました。
    映画のモデルになった方はNHKプロフェッショナル「仕事の流儀」にも出た方だとか、「びっくり、ぽん」でした。
    私が写した新聞の広告ページに載っていたコラムは広告ですので割り引いてみた方が良いでしょうね。それでも「自然農法」は前から知っていた言葉です、参考にはなります。
    キャベツやブロッコリーも冷え込みと共に害虫も減り復活してくるでしょう。
    次項有
  • 2015/10/23 20:54
    「奇跡のリンゴ」映画になりましたね。

    全てに失敗して、自殺を考えた主人公が
    導かれるように、クルミの木にたどり着き、土壌の仕組みにヒントを得るくだりが、感動的でした。

    人も自然の一部、
    必ず、共存共栄の路はある思うのですが、なかなか・・・。

    家のキャベツとブロッコリー、
    虫がやりたい放題、骨だけになっちゃいました。
    次項有
  • 2015/10/23 15:38
    みつちゃんさん
      ありがとうございます。
    「土作り」微生物のバランスを整えることと思いますが、難しく考えないで適当にやればいいですね。
    茶草場農法とか言っていますが、何のことはない茶畑に茶の木とは性質の違う草を入れるだけのことです。草と木は違うからそこに棲む微生物も幅広くなりバランスがとれるということです。腸内細菌のバランスが崩れると体調不良になるというのと同じですね、普通なら時計の振り子のように正常範囲で振れているはずと思いますが、色々ありますから狂う時もありますね。すみません。
    次項有
  • 2015/10/23 10:35
    土作り難しいですね。
    この前とうもんの畑で草を何年か捨てていた場所を片づけました。
    蛇やメメズが出てきました。
    耕してみたところ、土がふわふわでした。
    よく考えて作ればよかったですが、南瓜を植えたところ、葉がすごく
    茂りました。
    窒素あり、葉物でも植えれば良かったと反省です。
    そこは、まだ南瓜がゴロゴロしております。
    次項有
  • 2015/10/23 10:11
    外からの訪問者さん
      ありがとうございます。
     放射能ってどんなものかも知らない私ですが、どんな厳しい環境でも微生物0の死んだ土になってしまうことはないでしょうね。現に植物は生きているようです、その根には、共生する微生物も生きていると思うのです。
    植物や微生物の生きる力を科学の力で見つけ出し、核のゴミの最終処分に役立ててほしいと思いますね。
    次項有
  • 2015/10/23 07:16
    さん
    お名前:

    まーちゃさん、凄い。深い。東北の方で放射能を無害化する化合物を微生物たちが作り出していると良いんですねえ。
    次項有
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