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8月15日(土)。晴れ。朝、ホテルをチェック・アウトしてプラハに向かう。ボヘミアの森から出て道は下り坂で、約160km走るとプラハである。 ボヘミアの森に別れを告げて。 プラハまであと30km。 プラハではホテルが見つからず、たずね歩いてやっと見つけたら、そのホテルでは断水でトイレも使えないとのこと。しかたなく、同系列のホテルに案内されたのだが、そちらの方が格上のようで、儲けものだった。 プラハは6世紀に作られた古い町で、有名なカレル橋は現存するヨーロッパ最古の石橋である。僕は観光客となって町を歩き、カレル橋では人波みに揉まれながら歩き、写真を撮った。 プラハはとても人間くさい町だと感じた。物乞いもいたし、プラハのモルダウ川ではヘドロの匂いがした。源流部ではグレーリングが棲むほど綺麗だったのに。 8月16日(日)。晴れ。今日はチェスキー・クルムロフの町を見て、続けてオーストリアのグムンデンに戻り、車をエリカの駐車場に置いて、列車でウイーンまで行く予定だ。 チェスキー・クルムロフは南ボヘミアに14世紀に作られた町で、ロマ(ジプシー)の人々が多い。一時荒廃したが、プラハの春以降修復され、今では世界遺産に指定されている。 チェスキー・クルムロフ。時が止まったような美しい町。 ガソリンスタンドの商標は火を吹く6本足の犬(狼?)だった。伝説上の生き物か? チェスキー・クルムロフを出てからはリプノ湖沿いに走り、オーストリアに入って、リンツ経由でグムンデンに戻った。アウトバーンを走っていて遠くにトラウンシュタイン(グムンデンにある岩山)が見えたときには〈戻ってきたゾ〉と、懐かしい感じがした。 ウイーンではリントナー・ホテルという、新しいホテルに泊まった。機能優先で、しかもセンスが良く、とても快適だった。やっぱり僕はシティーボーイなんだなと感じてしまった。夕食はホテルから歩いてすぐの所にある東海飯店で中華料理を食べた。隣のテーブルにはウイーン大学の学生と教授と思われる4人が食事をしていた。英語で話しているので、話が丸々わかってしまう。2人の女子学生はルーマニア人らしかった。 邂逅の森は佳境に入ってきた。女二人が向かい合って互いの頬を叩き合うシーンは生々しかった。 |