ツバキの花というのは独特の雰囲気を持っている。葉は厚めで濃い緑色をしていて、その緑を背景に真紅の花が咲く。緑と赤は反対色であり、花が鮮やかに目立つのは当然のことであり、自然の組合せの妙を感じる。 ツバキに女を感じてしまうのはボクだけだろうか。靜かで、清楚な中に強い目の力を持つ女性。さらに言えば、赤は、強い、揺るぎのない情念を表しているようにも思える。そう言えば「五辨の椿」という映画があったが、残念ながら見逃しているので、今度、ビデオ屋に行って借りてこよう。 椿と言えばヤブツバキがいい。人の手を加えていない原種であり、簡潔・明快なのも気に入っている。 で、ヤブツバキの写真を撮りに出かけた。探すとなるとこれがなかなか見つからない、サザンカは多いんだが。やっとある寺でヤブツバキを見つけたが、霜で花びらをやられていたようだ。紅梅も咲いていたからついでに写真を撮った。ご覧あれ。 |