9月になったのに、まだまだ暑いし、釣りに行く気がなかなか起きない。どうせ今月末には禁漁前の釣り納めにどこかに行くだろう。
で、空いた時間に少しずつハルフォードの「水に浮くフライとその作成法(仮題)」の翻訳をやってきた。ハルフォードの文章はクセがあってね、慣れるのに時間がかかった。それも、つい最近、やっと翻訳作業が終わった!だがね、これは粗稿であって、これからが大変なんだ。読み返して、「てにをは」やエラーを訂正する。わかりにくい文章をわかりやすく書き直す。おかしな所は原書を読み直して書き直す。表現をできるだけ統一する。この作業がかなり大変でね、例えば:
ボディ・マテリアルのはみ出した部分を切り取ります。
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はみ出したボディ・マテリアルを切り取ります。
ハックルは根元をフックに固定します。
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ハックルの根元をフック・シャンクに固定します。
この作業をしてはじめてちゃんとした日本語になるわけで、そうなるととても読みやすくなるものだ。
一番困るのは、原文でははしょって書いてあることがよくあって、これを直訳すると理解しにくかったり、誤解を生む文章になってしまう。ボクとしては読者に誤解のないように正しく理解してほしいので、著者に代わってやや詳しく記述するようにしている。だが、あまりやりすぎると”翻訳”ではなくなってしまう。このへんのサジ加減がむずかしい。