このお正月、買いためておいたオペラやオペレッタを見た。ボクはアリアだけは聞いていて、本物のオペラを見ていないのがいくつかあって、”教養”のために見ておかねばならないと思っていた。
今回見たオペラは「アイーダ」「コジ・ファン・トゥッテ」「トゥーランドット」「オテロ」で、あとは口直しに「チャルダッシュの女王」「メリーウィドウ」のオペレッタを見た。
それぞれに見所があるのだが、一番良かったのがオテロだった。原作が良く(シェイクスピアのオセロ)、作曲がヴェルディであり、歌い手がしっかりと演じ、強い声で歌い上げれば、いい舞台になって当然なのである。プラシード・ドミンゴのオテロが絶品だった。
そして、正直言って、明るい甘い歌が多いオペレッタがボクは好きでね。ことにメリーウィドウは何度も見たり、聞いたりしている。有名な「ヴィリアの歌」はだれでも一度は聞いたことがあるだろう。ボクも中学校時代には音楽に傾倒していて、この歌を聴くと青春時代を思い出す。
そこでヴィリアの歌を聞いてもらおう。今はパリに住む未亡人ハンナが開いた夜会で、故郷を懐かしみながら歌う。それは、ヴィリアという美しい森の妖精の歌だ。この歌はたくさんの歌手が歌っているが、劇中に歌っているシーンがあったのでお聞きあれ。歌のテンポがやや遅いが、これもウイーン風と思えば、悪くはない。
http://www.youtube.com/watch?v=cv7zBzObsH8