ボクは解禁当初は狩野川に釣りに行くが、これはもう30年近く続いている。今年は5日釣ったが、10日間で5日釣ったことになり、ちょっと釣りに行きすぎかもしれない。 9日は三島のホテルに泊まり、夜は友人と飲み会。盛り上がり、2次回はカラオケに移動となった。ボクは例によって、早春賦、越冬つばめを歌った。 10日は風が強く、本流は釣りにならないので、風裏の支流に行った。かなり上流部だが、水温は10℃を越えていてドライフライでいけそうだった。川に降りてすぐ、水際の石の間に椿の花が浮いていた。冬枯れの景色の中、椿の赤がまぶしいほどに美しかった。で、18番のクリップル・パターンを投げるとすぐに釣れ、50メートルほど進んだところでまた釣れた。朱点の鮮やかなアマゴだった。 僕が釣った川はどこかって?それは教えてなるものか。去年、ダメモトでやってみたら300メートルほどの距離で7-8匹釣れた場所だ。仲間内にも教えない秘密のポイントなんだから。 そして、フキノトウが生えていた。こんなに残っているなんて、釣り人もほとんど入っていないようだ。嬉しくなって写真を撮り、そして、数えながら全部摘み取った。全部で39個あった。大漁、大漁! この日、三島の村の駅に寄った。太刀魚を買いたかったが売っていなかった。で、”金子さんちの蜂蜜”を買い、ワサビの花が売っていたので買った。ワサビの花はおひたしにすると酒の肴には絶品なのだ。これにフキノトウの天ぷらがあればボクは幸せになれる。 とまあ、河津桜は満開だし、夜は飲んで、歌って、アマゴは釣れたし、フキノトウもとれた。帰りの伊豆スカイラインからの夕日はとても綺麗だった。いいことずくめの釣行だった。 だが、11日は東日本大震災2周年。浮かれてばかりというわけにもいかない。