狩野川本流に通っているのは”ひれピンで、銀色がかっていて、大きくて、体高が高い”もどりアマゴを釣りたいからだ。ボクもだいぶ前(7年前)になるが、釣ったことがあってね。大きさは27センチメートルほどだったが、とても美しい魚だったことを覚えている。 それを釣りたくて通ってきたが、今年はことに状況が悪い。虫が飛ばず、低水位が続き、おまけに遡上が少ないようだ。 昨日(27日)もついつい狩野川に来てしまった。唯一ライズが見られる大淵で、郭公の鳴き声を聞きながら釣った。散発のライズを狙い、ようやく1匹掛けたが、すぐにフックが外れてしまった。くわえ方が弱く、ちゃんと鉤がかりしていないようであり、どうやら、不安を感じながら、おずおずとフライをくわえている感じがあった。元気いっぱい、バックリとくわえるのとは大違いだった。 夕方、大見川のM村さんお勧めのポイントに入った。鮎とオイカワが釣れただけで、アマゴの反応は皆無だった。その後、N居田君と電話で話すと、そのポイントはその日の昼頃、雑誌の取材でM村さんが釣ったとのこと。それを聞き、ボクは納得した。M村さんはどんな細かいポイントも見逃さず、細かく釣る人であり、彼の後を釣ったのでは釣れるはずがなかったのだ。 この日はボウズをくらってしまった、やれやれ。 ”夢”を追いかけるのは、そろそろ今年は終わりかな、と感じている。 年なみに、支流でバンブーロッドを振って、可愛いアマゴを釣ってもいいんだが・・・ |