5月21日から28日までの7日間、クリニックを休診し、いまや毎年出席する唯一の学会となった脳腫瘍病理学会に出席するために四国の徳島に向かった。ついでに釣りもする。そして、28日の夜には小学校の同窓会を横浜でやるそうだ。それにも出たいので、けっこう忙しい旅になりそうだ。5月21日 のんびりした移動もいいかなと思い、新幹線で岡山に向かい、マリンライナー(電車)で瀬戸大橋を越えて高松に至り、そして在来線で徳島に向かった。ウィークデイでもあり、自由席にゆっくりと座れた。 圧巻は瀬戸大橋でね、列車で空中高く瀬戸内海を越え、島々がよく見えた。そして四国の在来線は揺れたなあ。昔は汽車というものはそれくらい揺れるものだったかもしれないが、現在の感覚ではやや怖くなるくらいに揺れた。 徳島駅に到着したときはほっとしたものだ。相模原を出てから6時間を越えていたと思う。 徳島ではホテル・クレメントに4連泊する。夜はおいしい魚でもたべようとフロントで聞いて、駅前の「とくさん」という居酒屋に行った。地酒を頼んで、ぼうぜの塩焼き(エボダイ)、阿波尾鶏(これはアワオドリと読む!)の手羽焼き、鯛めしを食べた。とても流行っている店でにぎやかだった。オヤジが店員にどなる阿波弁が聞き取りにくくてね、英語のように聞こえたものだ。 寝る前に持ってきた「ロビン・フッド物語」を読んだ。子供の時に読んだきりであり、懐かしさもあって、もういちど読んでみようと思い立ち、”大人向けにも読みごたえがある”と書いてあったサトクリフ版である。これがおもしろくてね。リトル・ジョンが出てきて、マリアンが森の仲間に加わるところまで読んで寝た。あまり早く読み終わっては困るからね。